千葉県松戸市|持続可能な社会に向けて、市民に寄り添った支援で地方創生を目指す!

千葉県松戸市|持続可能な社会に向けて、市民に寄り添った支援で地方創生を目指す!

更新

現在、多くの地方自治体で、若い世代の都市への移住による人口減少・少子高齢化が大きな問題となっています。人口減少や少子高齢化の進行は、自治体に行政サービス水準の低下・サービス産業の撤退・公共交通機関の縮小・地域コミュニティ機能の衰退をもたらします。それにともなう生活利便性の低下、地域の魅力減少はさらなる人口減少を招き、自治体は負のループへと陥ってしまいます。

課題解決において重要となってくるのが自治体DXです。デジタル化を自治体の運営に取り入れることで、業務の効率化や人員削減が図れ、住みやすい町づくりが進むからです。最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、役場のデジタル化や非対面での対応が強く求められているため、持続可能な都市として生き残るにはDX化は必要不可欠だと言えるでしょう。

千葉県松戸市はSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)未来都市、自治体SDGsモデル事業選定自治体として、持続可能な自治体育成を目標にDX化を推し進めています。本記事ではそんな松戸市の取り組みについて紹介します。

千葉県松戸市の基本情報

画像引用元:松戸市公式サイト
人口49万7384人(2022年4月末時点)
面積61.38k㎡
公式サイト松戸市|やさシティ、まつど。
市役所住所千葉県松戸市根本387番地の5
文化財萬満寺 木造金剛力士立像(国指定)、
浅間神社の極相林(千葉県指定)など
主な観光地本土寺21世紀の森と広場松戸神社など

松戸市は都心から約20km、電車で30分程度の場所に位置しています。都心へのアクセスが良い立地ではありますが、水と自然が豊かで市内には緑やフラワーラインが多く、緑や季節の花々と触れ合うことが可能です。

また、子育てしやすい街づくりに力を入れており、「やさシティ、まつど。」をスローガンに多様な子育て支援を行っています。日経新聞社と日経xwomanが発表する「共働き子育てしやすい街ランキング」では2020年、2021年と2年連続で1位を獲得し、日本子育て支援協会が開催する「第2回日本子育て支援大賞」では自治体部門で入賞しています。松戸市は、デジタル化と自然のバランスがとれた環境で、手厚い支援のもと子育てを行える魅力的な市です。

子育て支援

松戸市は、妊娠期から子どもの成長段階に合わせてきめ細やかなサービスを提供しています。

妊娠・出産期へのサービス

松戸市には、生活や出産に関する相談を受け付ける窓口「親子すこやかセンター」が用意されています。このセンターでは助産師や保健師、社会福祉士などの専門家が相談に乗ってくれるので、それぞれの専門性を生かした確かな支援を受けることができます。その他、保健師や助産師による家庭訪問や、おなかの赤ちゃんの様子や母親の健康に関する情報を生後100日目まで毎日発信する「まつどDE子育てLINE」のサービスもあり、お母さんが一人で不安を抱えず、すぐに誰かに相談できる環境が整っています。

初めてお母さん・お父さんになる人向けには、歯科衛生士と栄養士を講師とした食生活と口内ケアについて学べる講習や、おむつ交換や沐浴などの育児体験実習ができる「パパママ学級」を開催しています。このイベントは参加者同士が交流する機会にもなっており、地域への結びつきを強める効果があります。

また、出産後体を動かすのが難しい時期には、まつどファミリー・サポート・センターの会員が育児や家事の支援をする援助活動や、最大7日間お母さんの健康管理や授乳・沐浴等の育児指導などのサポートをする産後ケア事業などもあり、妊娠から出産に至るまで万全のサポート体制が用意されています。

保育園・幼稚園期へのサービス

松戸市は、2021年4月時点で保育所・幼稚園・認定こども園・小規模保育施設が200園以上あり、6年間待機児童0を達成しています。小規模保育施設は駅の近くに配置し、忙しい人も送迎しやすいように工夫されています。

私立幼稚園では、共働きの家庭でも安心して子どもを幼稚園に通わせることができるように、早朝から夕方まで預かり保育を実施している園が多くあります。また、一部の対象者には幼児教育料・預かり保育料の助成をしたりと、新しい働き方と様々な家庭の形に寄り添ったサービス提供を行っています。

参考サイト:「まつどDE子育て PRポイント2 保育園・幼稚園の取り組み

小・中学生へのサービス

松戸市は全小学校区に放課後児童クラブを設置しています。この施設では、下校時から夜7時まで児童を預かっているため、仕事の都合で子どもを一人で留守番させなくてはならない家庭も安心して任せることできます。放課後KIDSルームや児童館・こども館は、親が不在の時間帯も安心して自由に過ごせる子どもたちの居場所として受け入れられています。

松戸市はその他にもコロナ禍における子育て支援として、2020年4月28日以降に誕生した子どもに10万円給付する「新生児臨時給付金給付事業」や、預かり施設内へのコワーキングスペース設置、養育費をもらっていないひとり親世帯に給付金を支給する「ひとり親家庭支援事業」を行ったりと、情勢の変化にともなう家庭の悩みに寄り添い、どんどん新しい取り組みを行っています。

参考サイト:「地方創生 地方創生図鑑 千葉県松戸市

Z世代への魅力発信

松戸市は若い世代へ市の魅力を発信するために、数々の取り組みを行っています。

松戸市行政デジタル化ビジョン

松戸市はDX化に向け、「松戸市行政デジタル化ビジョン」をもとに様々な取り組みを進めています。市民向けサービスの効率化に向けて、手続きや申請のオンライン化、キャッシュレス決済・AIチャットボット・オンラインチャットの導入を実施しています。これにより時間や場所を問わないサービス提供が実現し、市民が市役所に出向く手間が削減されます。

社会全体のスマートシティ化に向けては、オンライン診療やオンライン学習や電子教材の導入、防災・防犯データの管理と分析によるセキュリティ向上が検討されており、デジタルネイティブ世代がストレスを感じずに過ごせる社会づくりが進められていました。

新しい事業を始めやすい環境

松戸市は、市内で企業・創業したい人向けに以下のような取り組みを行っています。

  • 中小企業デジタル化チャレンジ補助金
  • 松戸スタートアップオフィス創業相談
  • 起業・経営総合相談
  • 株式会社等を設立する際の登記にかかる登録免許税の軽減
  • 小規模事業者補助金の上限引き上げ
  • 松戸駅周辺空き店舗への出店補助
  • 空きテナント紹介 など

これらの取り組みは、若い世代が夢を実現する環境づくりに大きく貢献しており、市外への人口流出の防止、市外からの若者の流入、新しい価値の創造、地域の発展が期待されます。

参考サイト:「地方創生 地方創生図鑑 千葉県松戸市
参考サイト:「松戸市 空きテナントを紹介します
参考サイト:「松戸市 デジタル化で生産性向上・売り上げ向上を目指そう!令和4年度松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金

まつどSDGsプロジェクトの推進

松戸市は、Z世代の地元愛着率の向上・市内就職率の向上を目指し、Z世代を中心としたSDGsプロジェクトを企画しています。この企画では、Z世代を含む多様な主体が集まって地域の課題解決に努めることで、今までにないアイディアの創出と新たなビジネスの創造を図ります。このプロジェクトは地域とZ世代の結びつきを強め、地域を活性化させることも目的としています。

参考サイト:「内閣府 2022年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について

RESERVAで自治体DXを推進

千葉県松戸市でも精力的に進められているDX化において鍵を握るのは、予約システムの導入です。予約システムの導入は電話対応時間・窓口対応時間の削減、事務作業・確認作業の省人化を実現し、その他のサービスのクオリティ向上を叶えます。松戸市でも、公共施設予約への予約システムの導入、役場内のデジタル化によるペーパーレスなどがどんどん推し進められています。

当社が提供する予約受付システムRESERVA(https://reserva.be/は、20万を超える事業者・官公庁に導⼊されている国内最⼤級のSaaS型予約システムであり、人口20万人を超える規模の自治体のほか、人口5万人以下の小規模な市町村での導入実績があり、現在最も選ばれ注目されている予約システムです。さらに、Zoomとの連携機能を搭載するなど、業務のデジタルトランスフォーメーションを図れるため、ニューノーマルな地方創生を行えます。

予約システムRESERVAの概要はこちら

【市外からの訪問者を招き、地域活性化を促進している導入事例 】

【自治体で活用されている予約サイト紹介 】

まとめ

今回は、千葉県松戸市の地方創生事例を紹介しました。SDGs未来都市に選定されている松戸市では、持続可能な都市の実現・地域の発展に向け、積極的にDX化を進めています。また、人口減少・少子高齢化に対抗するために、町ぐるみでの子育て支援やZ世代に焦点を当てた取り組みが確認できました。今後さらに各自治体ではDX化に向けた動きは活発化し、さまざまなシステムの導入が検討されるでしょう。業務の効率化や住民の利便性向上のために、予約システムの導入など分かりやすいところからDX化に着手してみてはいかがでしょうか。

予約システムで、ビジネスを効率化

RESERVA.lgは、自治体向けのクラウド予約システム。官公庁、自治体における導入実績は500以上。公共施設予約、自治体のイベント、窓口予約など様々なシーンで導入されています。