熊本県上天草市|豊かな水産資源を活用し魅力を発信!市内外の結びつきを強めた地方創生

熊本県上天草市|豊かな水産資源を活用し魅力を発信!市内外の結びつきを強めた地方創生

更新

人口減少・高齢化の進行が問題となった上天草市は、

⒈上天草市への人の流れをつくる
⒉安定した魅力ある雇用を創出する
⒊市民の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
⒋時代に合った地域をつくり、安心で快適な暮らしを創出する

を目標に2016年から2019年の間「上天草市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に取り組んできました。2020年から開始した「第2期上天草市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では新たに、

⒈上天草市が好きになる(新規)
⒉上天草市に行きたくなる
⒊上天草市で生きたくなる(上天草市で働きたくなる、上天草市に住みたくなる)

の3つの取り組みの方向性を定め、市内外を問わず、多くの人々の市への愛着を醸成し、関係人口の増加に向けて市の魅力発信、移住・定住支援に力を入れています。本記事では、豊かな自然・水産資源を活かし、人口増加・地域復興を目指す上天草市の取り組みを紹介します。

熊本県上天草市の基本情報

人口2万5306人(2022年6月30日時点)
面積126.94k㎡
公式サイト上天草市
市役所住所熊本県上天草市大矢野町上1514番地
グルメ・特産品地鶏 天草大王、車えび、真珠、カスミソウ など
観光湯島海中水族館シードーナツ上天草温泉郷シークルーズ など

上天草市は熊本県の南西部に位置し、有明海と八代海が接する天草地域に浮かぶ大矢野島、上島をはじめとする島々から構成されています。市の周辺には海が広がり、海産物や海水浴場など豊かな海の資源を有しています。その一方で内陸部の54.2%には山林が広がり、千巌山の灯台からは絶景を見ることができ、海と山の両方の魅力を楽しめる地域となっています。

地域おこし

画像引用元:合同会社湯島屋

地域おこし協力隊

上天草市では、担い手不足の解消・市内活性化に向け、市外の人が上天草市に訪れるきっかけや移住希望者が市内の人々と交流する機会創出に尽力する地域おこし協力隊を設置しています。地域おこし協力隊は、空き家の利活用による移住・定住の促進、特産品の開発・販売促進、釣りを活用した地域復興など観光者向けの取り組みから、島内の世代間交流やイベントの運営、島内の世代間交流やイベントの運営、高齢化に伴う農作放棄地解消のための作物の育成や販売など市内の問題解決に向けた取り組みまで幅広く対応しています。

参考サイト:「天草暮らし 上天草に住もう

旅するフォトウェディング

恋する灯台やハートの形をしたアコウの樹など、恋愛にまつわるスポットや非日常の美しい景色を楽しめる湯島では、2019年よりフォトウェディングや前撮りの新しいスポットとして情報を発信しています。

また、写真撮影だけでなく、かすみ草ブーケづくりやシーグラス工芸体験、猫とのふれあいなど、上天草市ならではの観光も楽しめるプランも用意しており、一生の思い出が残るようなイベントを提案しています。島内の移動や体験は市民によるサポートの元行われるため、観光者増加・市内外の交流などの効果が生まれています。

参考サイト:上天草市「「旅するフォトウエディング」のリーフレットができました!

移住支援

移住お試し施設

上天草市では、移住検討者向けに田舎暮らし滞在プランの提供を行っており、1~3泊などの短期宿泊から5カ月まで希望に応じた利用ができます。プランは、1~3泊したい人向けの市内ホテルや民伯などに泊まるショートステイプラン、11月から3月までの間安価な費用でバンガローに泊まれるミドルステイプラン、実際に一軒家を借りることができる滞在プランまで幅広く用意されているため、上天草市の自然環境や生活環境、住民との交流を体験した上で移住を決定することが可能です。

また、本市は移住者に対し定住支援助成金移住支援金の交付をはじめとする、多くの支援制度を設けています。

シェアオフィス・コワーキングスペース「sea glass(シーグラス)」

「sea glass」は市内外問わず、だれでも利用可能なシェアオフィスです。新型コロナウイルスの影響も場所を問わないワークスタイルが広まっており、都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間の中で、海を眺めながら作業や仕事をしたいという需要に応えるスペースとなっています。

参考サイト:「あまくさ暮らし 上天草に住もう

水産業のDX化

自動給餌システムの導入

上天草市では、水産業の人手不足・復興に向け、自動給餌システムの導入を進めています。水産業をスマート化することで、従事者の負担軽減・従事者の不足の改善が期待されます。また、本市は上天草市で農業・漁業・林業にチャレンジしたい人への研修制度や給付金の交付を行っています。

参考資料:「自治体SDGsモデル事業 提案書類
参考資料:「自治体SDGsモデル事業 プレゼンテーション資料

道の駅ECサイト

野菜の販売に加え、海産物の販売も購入できる道の駅 上天草さんぱーるを核に、上天草市の新鮮な海産物や天草大王、その他上天草ブランドに認証された加工品を購入できるECサイトを設けることで、市内になかなか訪れることができない人でも気軽に上天草市の特産品を楽しめる機会を創出し、販路を拡大しています。

参考サイト:上天草市「上天草ブランド認証品を紹介します!

RESERVAで自治体DXを推進

熊本県上天草市でも精力的に進められているDX化の第一歩としておすすめなのが予約システムの導入です。予約システムを導入すると、電話対応やExcelでの予約管理が解消され、業務の効率化と省人化が実現します。無料で利用可能なシステムもあり行政サービスに取り入れやすく市民も効果を感じやすいため、役場のデジタル化のファーストステップに最適です。

当社が提供する予約受付システムRESERVA(https://reserva.be/は、20万社以上の事業者や官公庁に導入されている国内最大級のSaaS型予約システムです。人口20万人を超える大規模な自治体から人口5万人以下の小規模な市町村での導入実績もあるため、自治体の規模を問わず、利用可能です。

予約システムRESERVAの概要はこちら

【地元の魅力を活かした施設運営への導入事例】
RESERVA活用事例|フォレストパークおいらの森【宿泊施設・キャンプ場】
RESERVA活用事例|さいたま桃月園キャンプ場【宿泊施設・キャンプ場】

【自治体で活用されている予約サイト紹介】
ワーケーションの予約システム
コワーキングスペースの予約システム
宿泊施設の予約
観光ガイド・ツアーの予約
公共施設の予約システム

まとめ

今回は、熊本県上天草市の地方創生事例を紹介しました。上天草市は小さな島々で構成されていますが、その豊かな自然を活かし、市外への魅力を発信し移住者獲得、産業の担い手獲得に尽力していることが確認できました。

各自治体ではDX化に向けた動きはさらに活発化し、さまざまな業務のデジタル化が検討されるでしょう。時間の有効活用・市民の利便性向上のために、予約システムの導入など分かりやすいところからDX化に着手するのがおすすめです。

予約システムで、ビジネスを効率化

RESERVA.lgは、自治体向けのクラウド予約システム。官公庁、自治体における導入実績は500以上。公共施設予約、自治体のイベント、窓口予約など様々なシーンで導入されています。