新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、従来通りの金融機関運営とは違った動きに手いっぱいになってしまっている信用金庫や信託銀行、消費者金融も多いと思います。しかし、こんなときこそ将来を見据え金融機関としてコロナ後の不況を支えていくために、
「コロナ禍後(アフターコロナ)の集客戦略を今のうちに立てておくこと」
このことが大切です。
このシリーズでは業種毎のアフターコロナの集客ノウハウについて紹介します。今回はアフターコロナでの「来店しやすい金融機関の店舗づくり」の方策についてお話しします。
コロナ禍で来店するお客様への対応、何が問題?
このコロナ禍で信用金庫や信託銀行、消費者金融はさらに人々にとって重要な機関となりました。しかし、需要が増え続けているからこそ、コロナ対策をより重視していかなければなりません。コロナ禍での金融機関の来店窓口運営には、どのような問題点があるのでしょうか。既に認識している方も多くいらっしゃると思いますが、念のためお話します。主に、
・お客様との会話が多いので、直接だと飛沫感染の可能性が高まる
(相談などを行うことが多いため)
・需要が高まっているため、お客様同士の感染リスクが高まる
(待合室、受付窓口などでの感染可能性)
などが問題点としてあげられます。信用金庫や信託銀行、消費者金融ではクリニックや病院などの受付と比較して会話をする機会が多いため、より感染リスクに関してシビアになる必要があるかもしれません。
VSコロナの金融機関運営で重要な2つのポイント
1.3密をできるだけ避けた金融機関受付窓口
厚生労働省の3密啓発ポスター
3つの密(密閉・密集・密接)を避けることでクラスター発生のリスクを減らせることが記されています。このほかにも、英語版や中国版の3密ポスターも作成されています。
引用元:厚生労働省 3密啓発資料ポスター
厚生労働省では、新型コロナウイルスへの対策として、
3つの密「密閉」「密集」「密接」
を避けるよう要請しています。この3密を避ける対策は、クラスター(集団感染)の発生を減らすためにたいへん重要であり、どの業界においても守っていく必要があります。
3密をできるだけ防ぎながら、信用金庫や信託銀行、消費者金融運営を行う中で有効だと考えられる方法は、
[密接]
・マスク・フェイスシールドの着用
・現金やクレジットカードではなく、電子マネーや事前決済を行う
[密閉]
・施設内を定期的に換気する。または可能であれば窓を開けたままにしておく
・お客様が外気に触れられるよう、建物外への経路を知らせる
[密集]
・予約者様同士ができるだけ一定の距離を保てるよう、時間で区切って相談窓口の受付を行う
・事前予約制にし、予約をした方のみが受付可能にする
などがあげられます。
また、密集に関して、厚生労働省が発表した
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例
によると、
人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。
とあります。
金融機関の施設内で常に2mの距離を空けることは、なかなかに難しいものです。しかし2mが難しくてもその半分の1mでしたら実現可能性がぐっと高まります。
可能な限り「人と人の距離(ソーシャルディスタンス)をとる」ことを心掛けていきたいものです。
2.衛生管理を徹底して感染可能性を減らす
信用金庫や信託銀行、消費者金融では予約者様と長時間会話をする機会も多いため、予約者様との間で感染が広がる可能性についても非常にシビアになる必要があるでしょう。
金融機関を運用していく上で具体的に気を付けたい点は、
・予約者様と直接接する従業員は受付の前に必ず消毒する
・施設内のすべての共同施設のアルコール消毒を徹底する
・使い捨てに切り替えられるものを探してみる
・施設内の清掃を定期的に行う
・従業員の健康管理をしっかりと行う
などです。
コロナの流行から長期間が経過しているため、ほとんどの信用金庫や信託銀行、消費者金融では普段から厳格な衛生管理を行っていることと思います。
しかし人々の衛生意識が非常に高まっている昨今、お客様に安心感を与えるという意味でも、より一層の衛生意識を持つ必要があるでしょう。
金融機関運営のコロナ対策には予約管理システムがおすすめ!
以上コロナ禍で金融機関を運営する上でのポイントをご説明しましたが、これらのポイントをしっかり押さえながら相談などの来店予約を行う信用金庫や信託銀行、消費者金融様に、予約管理システムをおすすめします。
予約管理システムがおすすめな理由、
・オンライン予約なら、待合室の人数を制限できる
電話予約だと、来店窓口の受付人数を制限するのが難しいですが、オンライン予約なら、あらかじめ時間ごとに人数を制限することで、密を避けることができます。待合室に予約者様が密集してしまう危険性を避けられる有効的な方法です。
・オンライン相談会など企画できる(Zoom)
金融機関での窓口相談は待合室の人数が多くなってしまうので、お客様が密集してしまい感染リスクが高まります。Zoomなどと連携している予約管理システムを予約に利用することで、オンライン相談窓口を企画及び運営することができます。
・事前アンケートで来店される前のお客様のご相談内容を知ることができる
オンライン予約の際に、事前アンケートを行っておくことで、お客様のご相談内容あらかじめ知ることができます。相談窓口での従業員との会話をできるだけ減らすためにおすすめです。
RESERVA予約管理システムの金融機関予約でできること
RESERVA予約管理システムでは、金融機関の予約に必要な様々な機能が備わっており、初めての方でも安心して予約サイトとを作成及び運用することができます。
ここで、RESERVA予約管理システムでできる、コロナ対策の取組みをご紹介します。
予約サイトでコロナ後対策の取組みを周知
RESERVA予約サイトでは、コロナ対策に関する金融機関の取組みを様々な方法で周知させることができます。
・感染予防対策実施の文言をサイト情報に記載
予約サイト内の概要部分に、コロナ対策実施の文言を記載することで、信用金庫や信託銀行、消費者金融を調べた方がすぐに感染対策が万全かどうかを知ることができます。
・サイト情報の写真を感染予防対策している画像に変更
サイトの上部に表れる画像を、コロナ対策をしていることが分かる画像に変更することで、予約サイトに飛んだ予約者様がすぐにコロナ対策の有無を確かめることができます。
・予約時のアンケートにコロナウィルスに関するチェック項目を設ける
予約時にアンケートが設定できるため、新型コロナウイルスに関するアンケート項目を挿入することで、コロナ対策を周知します。
・コロナウィルス関連の情報をお知らせ
RESERVA予約サイトのお知らせ機能を使って、予約サイト内にコロナ対策関連情報を予約者様にお知らせすることができます。
金融機関での感染対策の周知の他にも、このお知らせ機能を使って、
事前にお読みください(注意事項を予約サイトに表示できます)
という様なタイトルで、コロナ感染予防に関しての注意事項をお伝えすることもできます。
このように、予約サイトの訪問者に向けた感染予防対策アピールが簡単な設定で行えます。
お客様がネットから予約する際に、必ず利用する予約サイト。
お客様の目に触れる機会の多い予約サイトだからこそ、コロナ対策への取組みをお客様にお知らせすることが大切です。
時間ごとの金融機関相談受付
RESERVA予約サイトでは、お客様が金融機関での窓口相談を受けることができる時間帯をあらかじめ設定することできます。
このように、時間指定を行い、時間帯ごとに予約者様ご案内することで、予約者様同士の待合室での密集を避けることができます。
時間設定の他にも、信用金庫や信託銀行、消費者金融の予約の際に便利な機能が「キャンセル待ち機能」です。
キャンセル待ち機能
キャンセル待ち機能を有効にすると、金融機関での相談予約時にいっぱいでも、キャンセル待ちを申し込むことができるようになります。信用金庫や信託銀行、消費者金融では、できるだけ早く窓口で相談をしたいと考えているお客様も多いので、この機能を使うことで、お客様の要望にできるだけお答えすることができます。
また、この画像にもみられるように、定員数を制限して、残りの予約可能枠数をお客様に表示する設定も可能です。
事前アンケートで予約者様の相談内容を把握
事前アンケートを行うことで、予約されたお客様の相談内容などを事前に知ることができます。設定方法はいくつかあり、画像のようにテキスト入力を行う項目の他、
・1つ選択型
・チェックボックス
・数値入力
など、様々な設定が可能です。
金融機関の運営時間の変更連絡もメルマガでらくらく
コロナ禍で社会の動きがコロコロと変化しているため、金融機関の来店窓口受付時間や日程の変更を余儀なくされる場合もあると思います。その際には、メルマガ配信機能を使用して、相談窓口の受付及び運営時間変更のお知らせをご予約された予約者様にお伝えすることができます。
このようにRESERVA予約管理システムでメルマガ設定を行うと、
予約者様にはこのような文面がメールで来ます。
メルマガを配信する予約者様を絞って配信することもできるので、この他にも、様々な応用の仕方が可能です。
RESERVA予約システムのメルマガ機能は下記の記事で詳しく説明しています。
【RESERVA機能紹介】メルマガ配信機能でリピーターを増やそう!
金融機関のオンライン来店予約でコロナ対策
信用金庫や信託銀行、消費者金融などは、コロナ禍でさらに来店相談が増えているのではないでしょうか。金融機関の需要が増えている一方で、だからこそできるだけお客様が安心してご来店いただけるように、金融機関内でのコロナ対策をしっかり行っていくことが重要です。
金融機関の来店予約にオンライン予約を活用することで、金融機関の作業効率化はもちろん、お客様からの信頼・安心にもつながります。RESERVA予約システムは無料プラン(RESERVA予約システム選べる料金プラン)もあるので、予約管理システムにお金をかけたくないとお考えの信用金庫や信託銀行、消費者金融様も無料で始めることができます。
来店相談窓口の受付などを行っている金融機関様は、ぜひRESERVA予約管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
別記事:【コラム】コロナ禍で各業界の予約管理ニーズはどのように推移したか|RESERVAレポートVol.1
別記事:【クリニック:3つのコロナ対策】予約システムを活用して安心できるクリニック運営を実現
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