Googleマイビジネスのオーナー登録を済ませ、ビジネス情報を公開したにもかかわらず「Googleマップで検索してもお店の情報が出てこない」といったお悩みを持つ方は少なくありません。
本記事ではGoogleマイビジネスが表示されない原因と、店舗情報をGoogleマップ検索結果に表示させるための改善策について具体的に解説します。
店舗の集客力を高めるために、ローカルSEO（MEO対策）をイチから学びたい方にもおすすめの内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Googleマイビジネスが表示されない原因とは？
登録したはずのGoogleマイビジネスが検索結果に表示されなかったり、編集した情報が最新に更新されていない場合は、以下の理由が挙げられます。
- ビジネス情報が「確認済み」になっていない
- ビジネス情報が正確に入力されていない
- 登録した情報がガイドラインに違反している
- 第三者の「報告」によって削除されてしまった
- 検索キーワードに対する関連度や知名度が低い
それぞれの理由について詳しく解説します。
ビジネス情報が「確認済み」になっていない
Googleマイビジネスでは、管理画面上から「営業時間」「商品説明」「予約画面」などのビジネスプロフィールの編集が可能です。
ただし、編集後リアルタイムで反映されるわけではなく、Google側の審査が完了した後に、実際のGoogleマイビジネス画面に反映されます。
Googleでは品質を保つために、編集された情報をチェックしています。そのため、新たに情報が追加されたり、編集を行った場合は「審査中」と表示されることがあります。
審査が完了すると「確認済み」と表示され、Googleマイビジネスにも反映されます。
審査が完了するまでどれくらいの期間を要すかは、Google側の状況次第です。そのため数分で完了することもあれば、2～3日ほどかかる場合もあります。
特に最近ではコロナ対策の一環として、Google側で人員を減らしているという通達もでており、中には1週間以上経っても更新されないという例もあります。
あまりに期間が長い場合にはGoogleに直接問い合わせ、進捗状況を確認すると良いでしょう。
ビジネス情報が正確に入力されていない
Googleマイビジネスに登録したビジネス情報が誤って入力されている場合は、ローカル検索でヒットしない場合があります。
特に公式ウェブサイトに記載されている電話番号や住所が異なっていたり、ビジネス名の表記が違うだけでも表示されないことがあります。
公式サイトやSNSなど、すでにオンライン上に公開されているビジネス情報と、Googleマイビジネスに登録した情報に相違がないか確認してみてください。
Googleマイビジネスプロフィールの設定方法については、以下の記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
→【即実践可能】Googleマイビジネスプロフィールの設定方法を項目ごとに解説！
登録した情報がガイドラインに違反している
Googleマイビジネスでは、実際にお店を訪れるユーザーに対し誤った情報提供が起きないないように、「ローカルビジネス情報のガイドライン」を定めています。
ガイドラインでは、Googleが禁止しているコンテンツなどを具体的に解説しているため、登録した情報がガイドラインに違反していないか確認することをおすすめします。
例えば、ビジネス名にキャッチフレーズを入れることは禁止されています。（例 「喫茶レゼルバ｜365日営業中！」など）
逆をいえば、ガイドラインを遵守することでGoogleから評価されやすくなり、MEO対策として非常に有効です。
Googleマイビジネスのガイドラインは以下をご覧ください。
参照：Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン｜Googleマイビジネスヘルプ
第三者の「報告」によって削除されてしまった
Googleマイビジネスのビジネス情報は、オーナー確認が済んだ後でも、一般ユーザーからの編集・削除リクエストの受付が可能です。
例えば、すでに閉業しているにもかかわらず、ビジネスオーナーが更新していなかったために開業のままになっていた場合などに、ユーザーからの申告によって変更できます。
しかしながら、中には故意的にビジネス情報を更新されるなど、悪質な嫌がらせ行為や、犯罪行為につながった例も報告されています。
グーグルマップは地図に表示される情報が誤っているときに、利用者が訂正情報を提案する仕組みを備える。この機能を悪用して銀行などの電話番号を改ざんする。改ざんに気づかなかった利用者が電話をかけると、犯罪者につながる仕組みだ。
そのため、登録したビジネス情報が勝手に改ざんされていないか、定期的にチェックする必要があります。
検索キーワードに対する関連度や知名度が低い
Googleのローカル検索結果のランキングが決定される仕組みには、主に3つの要素の組み合わせによってもたらされると公表されています。
- 関連度
- 距離
- 知名度
例えば、ユーザーの検索した場所から遠い場所にあるビジネスでも、ユーザーの検索内容にマッチしていると判断された場合は、近くのビジネスよりも上位に表示される場合があります。
特に「関連度」を高めるためには、Googleマイビジネスプロフィールの内容を充実させることが大切です。
逆をいえば、ビジネス情報の中に表示させたいキーワードが含まれていなければ、「関連度が低いビジネス」と判断されてしまうため注意してください。
そもそも、ユーザーからどういったキーワードで検索してほしいか？をイメージすることが重要です。
Googleマイビジネスの検索上位の仕組みについては、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
→MEO検索順位の仕組みとは？検索上位獲得のポイントを解説
Googleマイビジネスの検索結果を改善する方法
Googleマイビジネスは無料で使えるツールなので、地域ビジネス事業者にとって新たな集客手法として注目が集まっています。
その反面、同エリア内にはライバルが多く存在するため、分析・検証はもちろん、他社に負けない話題作りや情報発信が重要です。
ここでは、Googleマイビジネスを検索上位に表示させる具体的な方法を5つご紹介します。どれも実践的かつ即実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
最新情報を定期的に投稿する
Googleマイビジネスでは、お知らせや最新情報の発信が可能です。定期的な情報発信は「積極的にビジネスを展開しているビジネスである」として、Googleからの評価が高くなります。
Googleからの評価はローカル検索結果にも影響しますので、目安として1週間に1～2回程度の頻度で最新情報を投稿してみてください。
クチコミを増やし返信まで行う
Googleマイビジネスでは、ユーザーが自由にレビューを投稿したり、評価点の登録できる「クチコミ機能」があります。
クチコミの件数や平均評価点は検索結果に影響を与えるとGoogleは公式発表しています。
また、クチコミはオーナーからの返信も含めて、すべてのユーザーが閲覧できます。ユーザーは平均評価点の高さだけではなく、お店側の対応・姿勢も含めて見ています。
そのため評価内容にかかわらず、頂いたクチコミには必ず返信するなど、誠実な姿勢を示すことが大切です。
クチコミ対策に関して以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
→Googleマイビジネスはクチコミ対策が必須！増やし方と削除方法まで解説
サイテーションを獲得する
サイテーションとは、「企業名・サイトURL・電話番号などがインターネット上で言及・引用されること」を指します。
サイテーション獲得は、ローカルSEO（MEO）に効果的とされています。ポイントとしては、以下4つの項目において、被リンクなしのテキスト形式で言及されることが重要です。
- ビジネス名（会社、ブランド、個人、Webサイトなど）
- 住所
- 電話番号
- テキストURL
サイテーションについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
→サイテーションとは？MEOの効果から獲得方法まで解説！
NAP情報を整理する
GoogleマイビジネスのNAP情報とは
- Name（名前）
- Address（住所）
- Phone（電話番号）
の3つの頭文字をとった言葉で、Googleマイビジネスにおける基本情報のことを指します。
Googleの検索ロボット（クローラー）は、インターネット上にあるビジネス情報を常に収集しており、GoogleマイビジネスのNAP情報と関連性のある情報と紐づけていきます。
例えば、GoogleマイビジネスのNAP情報と、SNSやポータルサイトのNAP情報が完全一致している場合、Googleのクローラーが同一ビジネスと認識します。
MEO（ローカルSEO）はエリア内での話題性・関連性を重視しているため、同一のNAP情報がオンライン上でどれくらい取り上げられているかによって、表示順位に影響します。
NAP情報についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
→Googleマイビジネスで「NAP」が重要である理由を解説！
Googleに直接問い合わせる
もし、Googleマイビジネスの情報がいつまでも更新されなかったり、検索結果に表示されない場合は、Googleに直接問い合わせることをおすすめします。
Googleに問い合わせることで、専任サポートスタッフが状況の確認や問題点の指摘を行ってくれます。
→Googleマイビジネスヘルプはこちら（外部サイトへ遷移します）
まとめ｜Googleマイビジネスの正しい理解がMEO対策の一歩
本記事では、Googleマイビジネスの情報が上手く反映されない場合の原因と対処方法について解説しました。
Googleマイビジネスでは、誤った情報が掲載されないように、Google側のガイドラインに基づき日々審査や掲載内容のチェックが行われています。
そのため、ローカルSEO（MEO対策）で検索上位を狙うのであれば、Googleの意図やGoogleマイビジネスの仕組みを正しく理解することが重要です。
RESERVA Digitalでは、Googleマイビジネスをはじめ、地域に根差したビジネスを展開する、個人事業主から中小企業に役立つ情報を発信しています。
RESERVAとGoogleマイビジネスを連携させることで、集客～予約・決済にいたるビジネスプロセスの自動化を実現します。
ぜひ今回ご紹介した内容も含め、参考にしてみてください。
Googleマイビジネスについては以下の記事も併せてご覧ください。
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参考：Googleマイビジネスヘルプ