支払い方法を現地決済のみとしている個人経営の事業者様などで、直前キャンセルや無断キャンセル(ノーショー)の多さに悩んでいるという方は少なくないでしょう。オンライン予約は気軽に予約可能である一方、無断キャンセルの被害も問題となっています。そのような問題を解決する一助として、事前決済システムが挙げられます。
RESERVA予約管理システムの事前決済機能「RESERVA Payment(レゼルバペイメント)」を導入している事業者様からは、無断キャンセルが大幅に削減されたという声を多く聞きます。例えば、1日10件の予約のうち1~2件は無断でキャンセルされるのが常というネイルサロンの場合、その1~2件が0件となり、30%程度の売上アップにつながったという事例も増えています。
売上30%アップの裏ワザ、とあると少し驚かれるかもしれませんが、本記事ではそれが実現可能になるかもしれない、事前に支払いを完了することで会計業務の負荷を軽減しキャンセルの防止にもつながるオンライン決済機能についてご紹介します。
事前決済とは?
事前決済とは、店舗やサービスの利用前に、クレジットカードや電子マネー・QRコード決済を用いて支払いを完了させる方法のことです。
事前決済は、キャッシュレス化と無断キャンセル(ノーショー)の多発により、注目を集めています。
この無断キャンセル(ノーショー)による被害については経済産業省もレポートを発表しており、解決すべき問題として注目されています。
このような状況によって、事前決済の需要が高まっています。
事前決済のメリット
ここでは、事前決済のメリットについて詳しく解説していきます。
無断キャンセル(ノーショー)の抑止力になる
No showが飲食業界全体に与えている影響は、年間で約2,000億円とも言われている。さらに、通常の予約のうち、1日前、2日前に生じるキャンセルも加えるとその発生率は6%強に達し、被害額は約1.6兆円にも及ぶと推計される。
このように、経済産業省が2018年11月に公開したレポートでは、No showによる被害額は約2,000億円と言われており、No showをなくすことで、大きな利益が見込めます。
そこで事前決済が役立ちます。予約した時点で支払いが完了するため、後からのキャンセルがしにくくなります。
キャッシュレス決済で店舗・予約者双方が快適に
事前決済には現金を用いないため、店舗側は現金の管理とお釣りの用意の必要がなくなります。さらに、オンラインで売り上げの管理が可能なため、紙の媒体を使った売り上げ管理よりも効率が上昇します。
また、事前のキャッシュレス決済は予約者にとってもメリットがあります。
まず、当日の支払いをせずに済むため、時短につながります。たとえば、ホテルのチェックアウト時に支払いを行うケースを想定すると、受付が混雑して支払いに時間がかかる可能性があり、チェックアウト時刻を過ぎてしまったり、顧客満足度が下がってしまったりする恐れがあります。事前決済を導入して当日の支払いをなくすことで、受付の回転率と顧客の満足度、両方の上昇につながります。
インバウンド(訪日旅行)需要を取り込める
事前決済では、日本円の用意が不要です。お互いの言葉が理解できなくても、メニューの予約と事前決済を行えば、サービスを提供することができます。
国際的な観光市場は、近年拡大の一途にあり、国連世界観光機関(UNWTO)の長期予測によると、国際観光客数は2030年までに年間平均4,300万人のペースで増加し、2030年には国際観光客数は約18億円に達すると予測されています。そこで日本円を用意せずに決済が可能な事前決済を導入することで、インバウンド(訪日旅行)需要を取り込みやすくなります。
参考記事:内閣府「第2章 第3節 今後のインバウンド需要拡大への展望」
事前決済を導入する際の注意点
事前決済の導入には多くのメリットがありますが、もちろん注意しなくてはならない点もあります。ここでは、事前決済導入における注意点について解説していきます。
キャンセルポリシーを設ける
キャンセル時のお客様とのトラブル防止のために、キャンセルポリシーを設けて、キャンセル期限やキャンセル料金を明確にすることを推奨します。キャンセルポリシーを設定することで、もし予約がキャンセルされた際にもその売り上げの損失を抑えることができます。
たとえば、キャンセルポリシーは以下のような設定が想定できます。
~8日前 | 無料 |
7日前~2日前 | 料金の30% |
前日 | 料金の50% |
当日 | 料金の100% |
無断キャンセル | 料金の100% |
決済代行サービスと契約する
決済代行サービスとは、キャッシュレスの決済サービス(クレジットカード・QRコード・電子マネーなど)を導入したい事業者と、決済ブランドとを仲介するサービスのことです。
事前決済を利用する場合、予約システムとは別で、決済代行サービスとの契約が必要になるケースがあります。
決済手数料は決済代行会社によりさまざまで、審査が必要な場合もあるため、契約にはかなりの時間がかかることを想定し、早めに契約手続きを進めることをおすすめします。
事前決済のメリットを伝える
事前決済には、直前キャンセルの防止や会計業務の負担軽減など、事業者側にとってのメリットが多くありますが、そのようなメリットをお客様に伝えても、店舗側の都合としてしか捉えられません。
そこで、現地での支払いを行わないことによる受付回転率の上昇や時短を伝えて、お客様に事前決済を利用することに対して納得していただくことが重要になります。
RESERVA予約システムの事前決済機能「 RESERVA Payment 」
RESERVA予約システム(https://reserva.be/)は、20万を超える事業者・官公庁に導入されている国内最大級のSaaS型予約システムです。
RESERVA予約システムには、オンラインカード決済機能と、「RESERVA Payment(レゼルバペイメント)」という決済代行サービスがあります。外部の決済代行サービス契約の必要がなく、すべてRESERVA内で事前決済機能を導入することができます。
「RESERVA Payment」は、予約を受け付けたタイミングで課金処理が可能です。さらに、初期費用・月額基本料ともに0円であり、高額な初期導入費や固定の基本料金を支払う必要がありません。料金体系も明快で、売上金額に連動した手数料のみを支払う課金体系をとっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
オンラインカード決済機能でお会計を効率化しよう!【RESERVA機能紹介】
RESERVA Payment 導入店舗の声
RESERVA予約システムで、実際にRESERVA Paymentを導入し利用いただいている「金ケ崎文化教室」様と「times salon」様の声をご紹介します。
特に便利だと感じているのは、クレジットカード決済機能です。現金払いは直接会って受け取る必要があり、お釣りがあるとその分作業が増えてしまうので、事前決済ができるのは双方にとって大変ありがたいです。
予約システムとスマートロック機能により、会員美容師はWeb上で予約し、予約日時にサロンに訪れ、施術を行い、時間になったら退室する。そして支払いはクレジットカードで自動決済。といった一連のビジネスフローが確立されました。その結果、オーナーである私が不在でも店舗業務が回る仕組みになっています。
RESERVA活用事例|times salon【シェアサロン】
また、「銀座そうぜん鍼灸院」様は今後、RESERVA Paymentの導入を検討しています。
第一は鍼灸治療を通して、1人でも多くの患者様の不調や痛みを完治することです。そのためにも、患者様の利便性向上や、医院の業務効率化向上は欠かせません。その中で、現在RESERVAペイメントの導入し、事前決済システムを構築している最中です。この他にも、RESERVAのサンキューメール機能やDM配信機能を活用し患者様の満足度向上を実現していきたいと考えています。
RESERVA活用事例|銀座そうぜん鍼灸院【マッサージ・治療院】インタビュー動画あり
まとめ|関連記事
今回は、事前決済機能のメリット、導入の際の注意点について紹介しました。事前決済は、無断キャンセルによる損失を防ぎ、会計業務を効率化する上で重要な機能です。キャッシュレス化の進行により、その需要はさらに高まっています。ぜひこの機会に、事前決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。