コロナ禍でも業績アップ!?話題のドラッグストアから学ぶオンライン化戦略

コロナ禍でも業績アップ!?話題のドラッグストアから学ぶオンライン化戦略

更新

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、様々な業界の経営が困難になっています。
この厳しい状況でも、業績を伸ばしている業界の1つがドラッグストアです。

中でも大手の「ウエルシアホールディングス」は、「オンライン化」をキーワードにコロナ禍の巣ごもり需要に対応し、経営を成功させています。

この記事では、ウエルシアを中心にドラッグストアがコロナ禍でも業績をアップできた理由について考察します。

ウエルシアの会社概要

ウエルシアは全国に2000店舗以上を展開するドラッグストアチェーンで、2020年のドラッグストア売上高で1位になりました。
その売上は2020年に8000億円、2021年には9000億円を達成し、毎年の売上前年比が約110%と業績を好調に伸ばしています。

新型コロナウイルスの影響を受けながらも、これだけの業績を上げるには事業の「オンライン化」が不可欠でした。

ドラッグストアの業績アップの理由

ドラッグストア業界は競争率が激しく、コロナ禍でも前年比110%の業績を上げるためには、ほかのドラッグストアにはない強みが必要です。

ウエルシア

そこでウエルシアが注力したのが「オンライン処方箋予約」と「オンラインストア」です。
オンライン処方箋予約とは、薬の処方箋を紙ではなくオンラインのデータとして扱い、処方箋のやり取りをすることをいいます。

オンライン処方箋に力を入れた結果、ウエルシアの売上における医薬品・調剤の割合が約39%と高くなりました。
2020年ドラッグストア売上高2位であるツルハホールディングスの医薬品・調剤の割合が約22%であることから、ウエルシアがドラッグストアとしてだけではなく、調剤薬局としても大きな役割を果たし、利益を生み出していることがわかります。
現在ウエルシアの調剤薬局併設率は70%を超えており、今後さらに調剤薬局としての地位を確立していくでしょう。

また、ウエルシアは24時間営業や組織体制の改変など様々な改革をしたことも業績向上につながったと考えられます。

ツルハ

ツルハはスマートフォンアプリに他企業と連携したポイント企画や電子お薬手帳の機能の搭載など、アプリの利便性を上げることに力を注ぎ実績を伸ばしています。
さらに、アプリで「デジタル化粧品台帳」という顧客別に化粧品のデータを管理するシステムを創造しようとしています。
これにより顧客に対して個別にマーケティングできるようになり、今まで以上にミクロなニーズや購買履歴にアプローチしています。
また、在庫管理をオンラインで行うシステムを導入することで在庫の適正化や廃棄の削減にも取り組んでいます。

コスモス薬品

コスモス薬品はほかのドラッグストアアプリとは違い、アプリ自体にオンラインストアが入っていることが特徴です。
コスモス薬品の食品の安さはそのままに、アプリ限定の商品やクーポンがあり、巣ごもり需要にうまく対応しています。
また、アプリ内から季節に役立つ記事を閲覧することができ、顧客に対してさらなる購買意欲をそそる内容となっています。
結果、コスモス薬品の売上構成は食品が56%を超えており、ドラッグストアとしては圧倒的な数値となっています。

マツモトキヨシ

マツモトキヨシもウエルシア同様、「オンライン処方箋予約」と「オンラインストア」に力を入れました。
さらにマツモトキヨシはオンライン処方箋予約とほかの商品のつながりをより強くするためにマツモトキヨシのアプリにオンライン処方箋予約とクーポンや商品情報をひとつにまとめました
これによりユーザーがオンライン処方箋予約をする際に、ストアでの買い物を誘導することができ、利用1回あたりの消費金額を増やすことができます。
さらにマツモトキヨシでは化粧品のポイントキャンペーンやカウンセリング化粧品のオンライン販売などオンラインストアの中でも化粧品に重点を置くことで、売上のうち化粧品が約39%を占める高い実績となっています。

ドラッグストアのオンライン化の効果

なぜドラッグストアはオンライン処方箋予約とオンラインストアに力を入れたのでしょうか。

一般的にドラッグストアでは新型コロナウイルスの影響で消毒液やマスクなどの売上は好調でした。
しかし、外出頻度の低下からドラッグストアに足を運ぶ人が減少し、食品や調剤、化粧品の売上は伸び悩む傾向にありました。

ウエルシアマツモトキヨシ
医療品・調剤113.4%102.1%
食品111.0%103.1%
化粧品110.0%99.3%

2020年品目別売上前年比
出典:ウエルシアホールディングスマツモトキヨシホールディングス決算資料

そこでドラッグストアは処方箋やストアのオンライン化を推進することで客が家にいながら商品の購入や調剤の予約ができるようにしました。その中でもウエルシアはドラッグストア業界でいち早くコロナ禍の調剤や食品の需要にこたえることができ、例年通りの業績向上を実現しました。マツモトキヨシと比較してみると、ウエルシアの戦略がうまく世の中にフィットしていることがわかります。

ウエルシアはオンライン処方箋予約システムとして、「EPARK(イーパーク) くすりの窓口」を導入しています。
EPARKは様々な分野でオンライン予約システムを構築し、現在医療分野も強化しています。
そこでウエルシアは認知拡大させたい「オンライン処方箋予約」の記事をEPARKに書いてもらい、コロナ禍で需要の上がる「ネット検索」を通じて、オンラインで診療・処方箋予約をしたいユーザーにリーチしたと言えます。

このように、世のニーズ(ネット検索)にあった内容(記事)を適切な場所(EPARK)でSEO対策することでその内容が多くのユーザーに見られるようになり「処方箋予約といえばウェルシア記事」という評価が受けられます。
するとウェブの検索結果で上位に表示され、オンライン処方箋予約やオンラインストアのさらなる集客につながります。

SEO対策とは…
「自社のサイトがより上位にくるために行うプロセス」
詳しくは「【SEO対策基礎講座】お店のホームページ検索順位をアップ!」や「SEO機能を使って自社を広めよう!【RESERVA機能紹介】」をご覧ください。

オンライン処方箋予約もRESERVAにお任せ!

オンライン処方箋予約には新型コロナウイルスの感染防止対策のほかにも、客の待ち時間減少や、業務の効率化など様々なメリットがあります。
そんなオンライン処方箋予約においても、当社のRESERVA予約システムがご利用いただけます。

フリーブルーシルバーゴールドエンタープライズスイート
年払い0円3,520円/月5,500円/月11,000円/月22,000円/月46,200円/月
月払い0円4,950円/月8,800円/月17,600円/月30,800円/月61,600円/月

登録事業者数28万社を誇る予約システムRESERVAは様々な業種・業界、公的機関(官公庁)の予約サイトにも活用され、最も選ばれている予約システムです。
RESERVAには無料プランがあり初めての方でもかんたんに導入できます
セキュリティ対策も万全
で、処方箋の個人情報が漏洩する心配もありません。
SEO機能も備えており、検索キーワードや予約サイトのタイトルを自由に変更できます。

【特徴】
・導入は3分、操作らくらく
・メール、電話で操作サポート
・クレジットカード決済
・Zoom連携によるビデオ通話で診察や服薬指導も可能
・複数店舗をひとつの予約システムで管理可能
・SEO機能搭載
など

【価格】

RESERVAでは、お得に利用できる年払いをご用意しております。詳細はこちらをご覧ください。
年払いでお得に!クレジットカードでも「年払い」ができるようになりました
RESRVA料金プラン

RESERVAには調剤薬局のサンプルサイト、オンライン処方箋予約システム作成ページがあります。
RESERVA予約システムに興味をお持ちのドラッグストア・調剤薬局の事業者様はぜひご覧ください。

RESERVA予約システムは完全無料のフリープランから提供しているので、導入を検討している事業者様は一度お試しください。

オンライン処方箋予約について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
RESERVA Digital「オンライン処方箋予約で薬局が変わる?メリット・デメリットを詳しく解説!」
RESERVA Digital「【調剤薬局・医療機関向け】最新のオンライン処方箋予約システム8選!価格と機能から比較!」

予約システムで、ビジネスを効率化

RESERVA予約は、無料の予約システム。健康診断、貸し会議室、ヨガ教室、スクール、イベント、スタジオ、ホワイトニング、歯科、クリニック、ホテル、宿泊施設などの予約受付に最適。官公庁や地方自治体での導入実績が豊富な予約管理システムです。