LINE(ライン)でお店の広報活動が効果的にできることをご存じですか? おそらくご家族やご友人、ビジネス仲間の間でも一般的に使われているLINEには、実はお店のアカウントを作る機能があるのです。
LINEをはじめ、SNS(ソーシャルネットワーキング)サービスと聞くと、
・仕組みが難しそうで、機械に弱い私には分からない
・中高生や若い人向けのサービス
と思い込んでいる方はいませんか。
昨今のインターネットサービスの急速な普及によって、いまや、
SNSは店舗を経営する事業主の皆さんにとっては、必携のサービスと言えます。
しかも多くのSNSでは、お店の広報に役立つ便利な機能が無料で使えます!
LINEはSNSなのか
FacebookやTwitterを利用したことがある方なら、おそらくこの疑問が浮かぶはずです。結論から言えば、LINEはSNSに含まれると言い切れるのですが、不特定多数へ発信するFacebookやTwitterと違い、LINEはお互いが知り合いである個人間で、電話やメールに代替されコミュニケーションを取るツールというイメージが強いので、利用する目的や機能は大きく異なります。
とはいえ、LINEは日本でいまや8,000万人以上(2020年現在)のユーザーを誇る日本最大級のSNSサービスであり、国民の半数以上がアプリを利用するため、店舗運営をされる方にとっては大きなビジネスチャンスといえるでしょう。
この図表からお分かりいただけるとおり、従来、店舗の認知のされ方は、どんなにチラシをまいたとしても、ご近所や周辺地域までに、そのお店の知名度は留まっていました。
これに対して、SNSを利用することによって、お店の情報の広がり方には制限がなく、国境を超えて、海外の人にまでお店のサービスを知ってもらう可能性が生み出せるのです。
SNSとは
SNSは、直訳すると「社会的なネットワーク(人と人、モノや情報とのつながり)をインターネット上で構築するサービス」を意味しており、アメリカ発の「Facebook(フェイスブック)」、Instagram(インスタグラム)、Twitter(ツイッター)などが有名です。
前述のように日本ではLINEが圧倒的なSNS地位を確立しており、機能はメッセージや電話のやり取りのみならず、FacebookやTwitterのように、不特定多数のユーザーに情報配信できる「タイムライン」というSNS機能があります。
LINEとは
スマートフォンやパソコンを介して他社との通話、メッセージコミュニケーションができるアプリケーションソフトです。最近では企業のアカウントを利用、ビジネスでも使われることがあり、個人のプライベートと仕事と分けた活用方法もあります。
また、LINE GAME(ラインゲーム)、LINE pay(送金・決済サービス)、LINE Music(音楽配信サービス)など多岐にわたるサービスが展開されています。今回紹介する「LINE公式アカウント」も主要サービスのひとつと言えます。
LINE用語集
タイムライン
LINEアプリを開くと、普段利用している「トーク」の隣に「タイムライン」というのものが出てきます。これは、FacebookやTwitterと同様に「投稿」することができる機能で、テキストのほか、写真や動画も投稿することができます。
LINE公式アカウント
2015年2月から、アカウント取得、情報発信・管理を行うことができる専用アプリ「LINE公式アカウント」 が誕生しました。LINE公式アカウントは、一般的なLINEの使われ方、”家族や親しい友人・同僚とのクローズドなコミュニケーション用途に限定”されていたものを、法人・個人問わず、あらゆるユーザーがコミュニケーション・ビジネス用途で活用できる公開型アカウントとして新たにリリースしました。
これによって、店舗・施設・ブランド・EC事業などの情報発信、顧客・取引先との連絡、サービス利用予約など、あらゆるビジネスシーンで利用できるようになりました。
お店のアカウントに登録しているユーザーに情報配信したり、クーポンを配信したりなど、お客様との距離をぐっと近づけたマーケティングが実現できます。
なお、LINE公式アカウントは以前、LINE公式アカウントというサービスと分れていましたが、現在は統合され、LINE個人アカウントを持つ方は簡単にお店のLINE公式アカウントを作ることができます。2020年現在LINE公式の発表では37万を超える企業で利用されているとしています。
LINE公式アカウントの作り方
1.LINE公式アカウント開設ページ からアクセス または、
スマートフォンアプリでダウンロード App Store / Google Play
2.「認証済アカウントを開設する」もしくは「未認証アカウントを開設する」をクリック
3.LINEアカウントがある方は「LINEアカウントでログイン」を選択
個人LINEアカウントで登録の場合、個人のアカウントとLINE公式アカウントが連携することで開設できます。
4.「LINE Official Account Manager」(管理画面)にログインでアカウント登録完了!
あとは、基本情報入力などを行えば、ひとまずLINE公式アカウントが完成です。
LINE公式アカウントを集客手法に利用するためには、まず「友だち追加」をしないと、店舗情報、クーポンなど配信する先がありません。
5.QRコードのシェアや友だち追加ボタンで、お客様から「友だち追加」してもらいましょう。
店舗にQRコードをプリントアウトしてレジ横に置く、SNSでアカウントを宣伝するなど、方法は様々考えられます。ある程度「友だち追加」が完了したら、「メッセージ送信」や「クーポン」といった機能を試してみましょう。
(参考)料金プラン表(参照元:LINE for Business)
認証済アカウントとは
店舗が公式のものであることを証明するために、LINE側の審査を通過することで取得できるアカウントのことを指します。アカウントバッジが付き、LINEアプリ内での検索結果に表示されるようになります。
なお、「未認証アカウント」は審査不要ですぐに開設することができますが、LINEアプリ内で検索結果に表示されることはありません。 この点は利用目的に応じて選択してください。
詳しくは、こちらをお読みください。
LINE公式アカウントの作り方|開設の設定と運用方法(LINE for Business)
LINE公式アカウントの企業・店舗例
資生堂LINE公式アカウント
大戸屋LINE公式アカウント
AEON TOWN(イオンタウン吉川美南)
LINE公式アカウントからRESERVA予約サイトへの誘導
LINE公式アカウントのチャット機能を使って、RESERVA予約サイトのURLを送っていただければ、LINEを介した予約管理が実現できます。
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他のSNSアカウント作成方法については、こちら
お店の公式SNSを作る!Instagram編|「集客」戦略
お店の公式SNSを作る!Facebook編|「集客」戦略
お店の公式SNSを作る!Twitter編|「集客」戦略