「一人でオンラインビジネスを始めたいけど何から始めたら良いかわからない」。「特別なスキルがなくてもできるオンラインビジネスを教えてほしい」。
インターネットサービスが普及したことで、パソコン・スマートフォンがあれば、いつでもどこでも自由に働けるようになりました。企業も副業を解禁・推奨していることもあり、本業+オンラインビジネスで稼いでいる人も増えています。
そうした中で、「自分もオンラインビジネスに挑戦してみよう!」と感じたものの、思うようにスタートできない人も少なくありません。そこで本記事では、オンラインビジネスのメリット・デメリットや、オンラインビジネスおすすめ10選を紹介します。副業や独立に興味がある人はぜひ参考にしてください。
オンラインビジネスとは
オンラインビジネスとは、インターネットを通じてサービスを提供し、その対価として収入を得るビジネスのことです。オンラインビジネスと一言でいっても、その種類は多岐に渡ります。
オンラインビジネスの中には、パソコンやスマートフォンがあれば、開業資金などもほとんど掛からず始められる仕事もあります。参入障壁が低くから、副業としても人気です。
しかし逆にいえばライバルも多いため、案件獲得に苦労する人が多いのも現状です。
オンラインビジネスのメリット
そもそもオンラインビジネスは、ほかの仕事と違ってどういったメリットがあるのでしょうか。ここでは、オンラインビジネスのメリットを5つ紹介します。
紹介するメリットを活かすことができれば、より自由に効率的に働けます。
初期投資がほとんど掛からない
オンラインビジネスは、仕事内容にもよりますが、多くの場合で初期費用がほとんど掛からないことが特徴です。中には、パソコンとインターネット環境さえあれば始められる仕事も少なくありません。
もし店舗ビジネスを始めるとしたら、店舗家賃・ガス光熱費などの固定費や、材料費・消耗品費などが掛かります。しかし、オンラインビジネスの場合は自宅を仕事場にすれば、家賃なども掛からないため売り上げの多くが利益として残ります。
場所や時間にとらわれずに活動できる
オンラインビジネスは、パソコンとインターネット環境さえあれば、場所を問わずに仕事ができるのが大きな特徴です。
アルバイトや社員として働く場合は、労働時間に対して報酬が支払われますが、オンラインビジネスの場合は成果物(納品物)に対して報酬が支払われます。そのため決まった時間・場所で働かずとも、いつでもどこでも自由に働けるといったメリットがあります。
マーケット(商圏)が広い
美容サロンやフィットネスサロンなどの実店舗ビジネスは、およそ半径5km内の近場が商圏となりますが、オンラインビジネスの場合は全国が商圏となります。
例えば、ネット通販を行えば、全国のお客様に商品を届けることができますし、お客様のニーズに合致していれば、北海道にいながら沖縄のお客様の案件を受けることもできます。
本業に活かせる
副業でオンラインビジネスに挑戦する人であれば、オンラインビジネスで得た経験・知見を本業に活かすことができます。例えば、オンラインビジネスを通じて習得した新しい知識を、本業でも活かせる部分があれば本業の生産性向上にもつながります。
ただし会社によっては、副業として認められる仕事に制限があるため(自社と同じ事業は禁止など)、事前に副業規定をしっかりと確認しましょう。
複数の仕事を掛け持ちしやすい
オンラインビジネスは複数の案件を並行して掛け持ちしやすいことが特徴です。例えば、接客アルバイトとして幾つかのお店を掛け持ちで働く場合は、移動時間が発生します。
一方、オンラインビジネスの場合は、パソコン上でタスクを切り替えることができるため、同時に複数のタスクをこなすことができます。かんたんなタスクであれば、移動中にスマホ操作で作業を進められるため、効率的に働けます。
オンラインビジネスのデメリット
オンラインビジネスは参入障壁が低く、誰でも気軽に始めることができます。しかし、そうしたメリットがあるがゆえに、デメリットがあることも念頭に置く必要があります。ここでは、オンラインビジネスのデメリットを3つ解説します。
ITスキルが必要
オンラインビジネスは、パソコンやITツールを活用して仕事をこなすため、基本的なパソコン操作やITツール操作ができることが前提となります。もし操作方法がわからないときも、自分でマニュアルやインターネットで情報を調べて、理解を深めていくことが大切です。
とりわけITツールは日々進化しているため、最新のテクノロジーを使いこなしていくためにも、高い学習意欲・姿勢が求められます。
収益化するまでに時間が掛かる
オンラインビジネスは気軽に始められる一方で、ライバルもたくさんいます。特に、近年では価値観の多様化や企業の副業容認により、フリーランスをはじめ、オンラインビジネスに参入する人が急増しています。
競争相手が多いことで、事業開始当初は思うように案件を獲得できず、収益化につながらないことに悩む人も少なくありません。安定的に収入を得るためには、目の前のお客様に200%満足してもらいながら、評価と実績を蓄積していくことが大切です。
マーケティングスキルが必要
マーケティングとは、一言でいうと「顧客のニーズをくみ取り、そのニーズを満たす価値を提供するプロセス」のことです。オンラインビジネスでは、いかに顧客の要望・困りごとを正確にとらえるかが重要です。
逆にいえば、いくら自分が良いと思ったサービスでも、顧客が求めているものでなければ必要とされません。また、「なぜあなたから買う必要があるか?」といった問いに明確に答えることができれば、たくさんのライバルの中から選ばれる可能性が高くなるでしょう。
オンラインビジネス10選
数あるオンラインビジネスの中でも初心者が始めやすい仕事を10個ピックアップしました。
プログラミングスキルなど、高度なITスキルがない人でも始められる仕事ばかりですので、自身の経験・能力と相乗効果が発揮できそうな仕事がないか確認してみてください。
1.ビジネス代行
ビジネス代行は、お客様の仕事を代わりに行う仕事です。例えば、自分が忙しいときに「自分でやるのは面倒だからだれかに手伝ってもらいたい」「自分より得意な人にやってもらいたい」と感じた経験は誰でもあるでしょう。
こうしたニーズは世の中にたくさんありますので、それらを引き受けることで仕事になります。具体的には、データ入力・セミナー文字起こし・レポート作成・企画書作成といったものから、テレアポ代行・謝罪代行といったものまであります。
安定して需要がある上、ニーズも多種多様ですので、「人より得意なコト」があればすぐに始められるのが魅力です。
2.Webライター
Webライターは、企業のオウンドメディアやブログ執筆などを行う仕事です。近年では、コンテンツSEO(特定の検索キーワードで検索結果上位を獲得する手法)により、見込み客を増やすマーケティング手法が主流となっています。
依頼主によって報酬単価は様々ですが、初心者であれば1文字0.5円~1.0円程度、中級者以上になれば文字単価3円~5円の案件も少なくありません。
3.アフィリエイト
アフィリエイトは、広告主の商品・サービスをオンライン上で紹介して、購入された際に売り上げの一部を報酬として受け取れる仕組みです。
例えば、美容化粧品を紹介するブログサイトを運営し、そこで美容化粧品のアフィリエイト広告を掲載することで、購入されるたびに収入が入ります。
4.せどり
せどりは、商品の仕入れ額と販売額の差分で収益をあげる手法です。かんたんに言えば、安く買って高く売れば儲けがでるビジネスです。
近年では、ECサイトやフリマアプリなどオンライン上で購買できる環境が整っています。例えば、AmazonのFBA(フルフィルメントby Amazon)を利用すれば、商品の受注から決済にいたるまで業務全般を手続きしてくれるので、面倒な受注・納品手続きも不要です。
5.コンサル、コーチング
企業の問題解決支援するコンサルタントや、個人の目標達成をサポートするコーチングもオンライン上で行うことができます。コロナ禍以降はZoomなどのオンラインミーティングが浸透したので、直接対面で会わなくともオンライン上で定期的に対話したいというニーズが増えています。
オンラインであれば移動時間もかからないため、複数のクライアントを抱えても対応できる点がメリットです。
6.コンテンツ販売
コンテンツ販売とは、自分が知り得た情報・知見をコンテンツにまとめて、インターネット上で販売する仕組みのことです。
販売されるコンテンツは、文章・画像・音声・動画など様々あります。YouTubeでのスパチャ(スーパーチャット)や、音声コンテンツ、PDFコンテンツのダウンロードなどがあります。
その他、書籍もコンテンツ販売の一種といえます。近年では、出版社を介さずともkindleなどで誰でもかんたんに書籍販売が可能です。
7.SNS運用代行
SNS運用代行は、アカウントオーナーに代わってTwitterやInstagramなどを運用し、フォロー数を増やす代行ビジネスのことです。
近年では企業の宣伝活動でもSNS活用が当たり前になりましたが、多くの企業が思うような成果を出せていません。もし、SNS運用の知見を持っている人であれば、そのスキル・ノウハウをお金を出してでも欲しいと感じる企業も多いでしょう。
8.Web制作・Webデザイン
Web制作やWebデザインもオンラインでできるビジネスです。自身のパソコンに編集ソフトをインストールすることは必要ですが、Web制作のニーズは多いため、能力次第で仕事に困ることはありません。
ただし、初心者がWeb制作・Webデザインで案件を獲得するのは容易ではありません。また、専門知識・経験を独学で身に付けるのは労力がかかるため、企業で実務経験を積むか、オンラインスクールに通うことをおすすめします。
9.システム設定サポート
設定サポートは、システム設定・構築などを支援することで報酬を受け取るビジネスです。近年ではITツールが普及し、どの企業も複数のツールを使い分けています。
しかし、中には機能が豊富で使いこなせていないケースや、設定が不十分でかえって非効率な使い方になっているケースも少なくありません。そうした時に、代わりに設定したり、使い方をわかりやすくレクチャーすることで、顧客が無駄に時間を使わずに済みます。
10.占い・悩み・相談
占いや悩み・相談・愚痴聞きなども、オンライン上で依頼が多い仕事です。とりわけオンラインチャットツールの活用が浸透したことで、自宅にいながらにオンラインで相談したいというニーズが増えています。
相談者の言うことを否定せずに、相手が抱えている不安や不満といった心の声に耳を傾けることで、相手から感謝されることの多いビジネスです。
オンラインビジネスで成功するためのポイント
オンラインビジネスで成功するためには、いくつかのポイントがあります。こちらのポイントを知っておくだけでも、やるべきことが明確になります。
ゴールと課題を明確にする
まずはゴールを設定することが重要です。ビジネスである以上、目標があります。ゴールに対して、いつまでに何をするかといった逆算志向で考えることで、日々のタスクが明確になります。
例えば、年間の売上額1000万円を目標とした場合、1カ月の売上は約80万円となります。売上=購買数×単価で計算できますので、目標売り上げを達成するためには、どの商品を何人の顧客に提供すればよいかが見えてきます。
仮に単価1万円の商品があるとすれば、月に80件、1日あたり2~3件購入されることが必要です。
ビジネスの対象を決める
ビジネス対象とは、一言でいうと「そのサービスは誰が欲しいと感じるか」ということです。留意すべき点として、「たくさんの人に買ってもらいたいから、幅広く訴求したい」と考えてしまうと思うように上手くいきません。
幅広く対象をとらえるよりも、「どこにいる、どんな人」といった明確なイメージを具体的に持つことが重要です。顧客ターゲットが具体的であればあるほど「こういうサービスを待っていた!」と、ニーズを持つ人が現れるでしょう。
キャッシュポイントを複数持つ
オンラインビジネスでは、複数のキャッシュポイントを持つことが重要です。特に初めてのうちは何が当たるかわからないため、複数のサイトを利用したり、様々なサービスを出品したりすることで、市場の反応を把握できます。
また、順調に収益を上げていた商品が何かしらの要因で急に売れなくなる可能性もあります。こうした場面で、特定の商品しか扱っていなければ売り上げが一気に落ちてしまいます。
しかし、一つの商品に依存せず複数のサービスを扱っていた場合は、その分他のビジネスに舵を切れるため、最少限度の損害で抑えることができます。
オンラインビジネスの集客方法
オンラインビジネスは、自分で仕事を獲得する必要があります。つまり、「あなたからサービスを買いたい」という顧客を見つける(あるいは見つけてもらう)ということが必要です。
いくらお洒落なWebサイトを作ったとしても、それだけで自動的に売れるわけではありません。ここでは、オンラインビジネスの集客方法を3つ紹介します。
直接営業をする
最も早い方法は、見込み客がありそうな相手に直接営業を掛ける方法です。オンライン上でも、メールやSNSのダイレクトメッセージで営業を掛けることができます。
この際に大切なことは、むやみやたらにアプローチしないことです。ニーズがない相手に無理にアプローチしても成果が出ないばかりか、悪評が立つ可能性もあります。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人をマッチングするプラットフォームサービスです。仕事の報酬はお互いに合意で決めることができ、手数料として売上の一部をプラットフォーム側に支払う仕組みとなっています。
また、クラウドソーシングで実績を作れば、実績数や仕事の評価(点数・星数)などが可視化されるため、その実績を見た人が新しい仕事を依頼してくれるケースもあります。
クラウドソーシング上では、さまざまな仕事の依頼や、サービスを出品している人がいるため、それらを見るだけでもどういったサービスが人気なのか把握できるでしょう。
SNSで発信する
SNSで発信活動を行うことも営業活動として有効です。多くのSNSは無料で利用できる上、インフルエンサーや著名人と繋がることも可能です。
例えば、有益な情報発信を行うことで、それを見た人から仕事の依頼が来ることもあります。ただし、多くの人の目に触れるコンテンツであるがゆえに、発信内容や言葉選びなどは慎重に行う必要があります。
オンラインビジネスに役立つRESERVA予約システム
オンラインビジネスは、オンライン上で顧客とのやり取りを完結させるため、いかに効率化を進めるかが大切です。そこで役立つのがRESERVA(レゼルバ)予約システムです。ここでは、オンラインビジネスの効率化に役立つRESERVAの機能について解説します。
顧客管理機能
RESERVAの顧客管理機能は、過去にやり取りをした相手の情報を蓄積できる機能です。いつ・だれと・どんな内容をやり取りしたか記録することで、その時にどんなことに困っていたかなどを忘れずに済みます。
また「この顧客は〇〇月ころにニーズが発生する」と管理できていれば、適切な時期にアプローチでき、機会損失を防ぐことができます。
RESERVAの顧客管理機能について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
顧客情報をRESERVA予約システム内の顧客台帳で管理!
メルマガ機能
メルマガ機能は、顧客属性にあわせてメールを一斉配信できる機能です。最新情報のお知らせや、コラムなど顧客とのコミュニケーションに活用することで、オンライン上で信頼関係を築くことが可能です。
RESERVAのメルマガ機能について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
メルマガ配信機能でリピーターを増やそう!
事前決済機能
オンライン上のやり取りで特に注意したいのが、入金回りです。中には、納品して請求書を送ったものの、その後連絡が取れずに未払いとなってしまったケースなどが増えています。
そうした事態に備え、事前決済を導入すれば決済が完了しているので、未払いトラブルを防ぐことができます。
RESERVAの事前決済機能について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
オンラインカード決済時割引で事前決済を促進しよう!
Zoom連携機能
顧客とZoomで打ち合わせ日程を決めた後、ZoomのURLをメールで送るのは、やや手間に感じる方も多いでしょう。中には、URLを送り忘れてトラブルになった方もいるのではないでしょうか。RESERVAでは、日程予約が完了した時点で自動的にZoomURLが通知されるため、予約管理画面からシームレスにオンラインミーティングに参加できます。
RESERVAのZoom連携機能について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Zoom連携機能でオンラインメニューを作成!
まとめ
今回は、副業や独立におすすめのオンラインビジネスについて解説しました。オンラインビジネスは、パソコンやスマートフォンがあれば、場所や時間にとらわれずに始められるといった手軽さが魅力です。
アイデア次第で収入を得られるため、時給アルバイトや企業勤めで給与収入を得るのとは違った楽しさがあります。初めから独立するのが不安な方は、アルバイトや正社員で定期収入を得ながら、オンラインビジネスを開始し、徐々に実績・経験を積み上げていくのがおすすめです。
また、ある程度仕事が増えてくると、支払い管理や顧客管理を効率化していくことが重要になります。RESERVAでは、オンラインビジネスを効率化する機能が多数備わっているので、秘書を雇うような気持ちでぜひ活用してみてください。