お店の公式SNSを作るシリーズでご紹介して参りました、
お店の公式SNSを作る!Instagram編|「集客」戦略
お店の公式SNSを作る!Facebook編|「集客」戦略
お店の公式SNSを作る!Twitter編|「集客」戦略
お店の公式SNSを作る!LINE編|「集客」戦略
こちらについて多くの反響をいただきました。また、
結局当店にはどのSNSが合っているのか分からないので、結論を教えてください。
という問い合わせをいただきましたので、RESERVAをご利用いただく店舗、企業の皆さまの様々なケースを想定し、それぞれのSNSの特徴を捉えて解説致します。
SNS選びのコツ
SNS選びのコツとしては、根本的に以下のポイントが重要になります。
- 対象ターゲット(お客様)層
- SNS配信に割くことができる時間
- あなたのSNS適性
対象ターゲット
あなたのお店のサービスが、どの年齢層、性別、はたまたどの国籍向けであるか、整理します。
各SNSの対象の特性(ユーザー傾向)は次のとおりです。
性別 | 年齢 | 国籍 | 利用者数 ※概算 | |
男女共通 | 全年齢 | 日本人メイン | 約4,000万人以上 | |
男女共通 | 30~50歳代 | 世界共通 | 約2,500万人以上 | |
女性 | 10~30歳代 | 世界共通 | 約3,000万人以上 | |
LINE | 男女共通 | 全年齢 | 日本人メイン | 約8,000万人以上 |
もしサービスのターゲット層に偏りがあるようでしたら、この特性を理解されると良いでしょう。
(例:美容エステ=女性比重多め、→Instagram)
例:全年齢に当店の飲食を楽しんでほしい → LINE公式アカウント
理由:圧倒的なシェア率を誇るLINEで、クーポン配信など適用が効果的
例:不定期営業、空き状況などリアルタイムな情報提供がしたい → Twitter
理由:リアルタイム投稿、短い文章で要点を分かりやすく伝えられる。
例:外国人のお客さんを取り込みたい → FacebookやInstagram
理由:在日外国人のほとんどがFacebookを利用している。Instagramは写真配信なのでテキストが無くても理解してもらえる。
このような特性を理解しながらSNSの選定をすることをおススメします。
SNS配信に割ける時間
すでにご利用のSNSがあれば、慣れ親しんだものから始めてみるのも、ひとつの手です。また、店舗経営のかたわら、SNS配信をするのは、予想以上に体力が必要な作業ですので、この点は留意しておく必要があります。
各SNSの配信目安時間について見てみましょう。(※あくまで筆者目安)
必要頻度 | 投稿頻度(理想) | 投稿頻度(必須) | |
高い | 毎日 | 週に2回 | |
ふつう | 週に2~3回 | 月に3回 | |
高い | 週に2~3回 | 週に2回 | |
LINE | 低い | 週に1回 | 月に1回 |
どのSNSアカウントにしても「放置」をしない(配信も更新もしない状態)で、定期的な更新を続けることが大切です。(1ヵ月以上の「放置」はNG)
FacebookやInstagramは、毎日更新でも良いですが、頻度が多すぎると、フォロワーが離れていってしまったり、お店の投稿を「表示しない」設定にされてしまうこともあるので、注意が必要です。
特にお客様がプライベートに利用するLINEでは、LINEアプリ上に「店舗から毎日メッセージが来る」場合、おっくうに感じるケースが多いため、こちらも配信頻度に注意が必要です。
投稿文字数制限が、140字以内と限られているTwitterでは、日々の「つぶやき」がファン(お客様)の心をつかむきっかけとなります。Twitterアカウントは、大手企業の広報でも多く使われており、その「面白さ」からそれぞれの企業のファンを増やしています。
人気な企業Twitterの例:
フマキラー株式会社
SHARP(シャープ)株式会社
株式会社タニタ
日本マクドナルド
井村屋株式会社
お店や企業の公式アカウントといえど、Twitterの配信内容の敷居は低く、
みなさん、おはようございます。今日も良い一日をお過ごしください~♪
従業員一同、ご来店をお待ちしております。
(店舗の仕込み写真添付)
このような内容の投稿でも十分お店の雰囲気が伝えられ、効果があります。
しかし、投稿頻度が高いほど、当たり前ですが、本業の業務と両立が難しくなってくるはずですので、こうしたSNSをこまめに気にできるかどうか、皆さんの適性に関わるところもあります。
(そもそも)あなたのSNS適性は?
以下の質問に、「はい」か「いいえ」でお答えください。
あくまで、目安ですが、以下の方はSNSを始める際は注意しましょう。
・1~6の問いで、「はい」が3つ以上ある方
・3.で「はい」を選んだ方
SNSでは、誹謗中傷や嫌がらせのコメント、メッセージが来ることもありますので、初めて利用する人は一喜一憂することがあると思います。しかし、SNSをきっかけに大きなビジネスチャンスをつかんだ成功事例はたくさんありますので、正しい使い方、正しい対処の仕方を身に着けることで、安心安全のSNS運用が実現できるはずです。
お店のSNSは、ファンをつかむイメージがカギ
お店のSNS公式アカウント開設の目的は、店舗の情報を配信するだけではなく、お店のファンを数値化し、いつまでも愛される店舗運営、情報配信をすることにあります。
お店のSNSアカウントへのフォロワーが増えれば、お店の従業員全員のモチベーションにもなりますし、SNSの投稿内容をきっかけに、お客様とのコミュニケーションがより密なものになることも考えられます。
お店のSNSアカウントを継続することは、簡単なことではありませんが、楽しみながら、お店のスタイルで運用されることをおススメ致します。
集客UPに最も効果的なSNSは結局どれか?
この答えは、お店それぞれにあります。
それぞれのSNSの特徴を理解し、まずは1つずつお店のSNSアカウント作成をされることをおススメします。
また、それぞれのSNSには筆者私観が含まれますが、以下のようなタイプ分けができます。
LINE・・・メルマガ配信のような少々フォーマルな配信
Twitter・・店主や従業員の人柄をにじませる、「面白系」配信
Instagram・・若い世代受けする「見た目で勝負系」(例:飲食店)店舗の視覚的配信
Facebook・・お店の情報をたくさん知ってほしい「ホームページ型」配信
ご参考になれば幸いです。