展開する事業や店舗の運営が順調に進むと、店舗拡大を視野に入れる事業者が多いでしょう。最近では、SNSの普及によって一気に話題になることも多く、あらゆる業種で多店舗展開が広まっています。また、新型コロナ感染症の流行による影響を受け、美容業界などでは従業員数を最大限に減らし、予約者がセルフで施術を行うといった方式が多く見受けられるようになりました。
多店舗展開するにあたって、メリットだけでなく課題点も把握し、自店舗に合った運用を行う必要があります。多店舗展開をして満足するのではなく、その経費の増加に見合った売上をあげることが重要です。本記事では、多店舗展開を考えている個人事業主の方向けに、RESERVA予約システムが提供する「多店舗管理機能」のおすすめの機能とビジネスモデルについてご紹介します。
個人事業主による多店舗展開
多店舗展開とは、1店舗だけでなく複数の店舗を展開する運用形態のことです。企業による多店舗展開と比べると、個人事業主による多店舗展開は少ない従業員数で予約管理や店舗業務を行わなければならず、より一層の経営努力が必要となります。ここでは、個人事業主における多店舗展開のメリットと課題点について説明します。
個人事業主による多店舗展開のメリット
・認知度の増加
・売上の増加
・経営効率が上がる
・リスクを分散し、長期的な視点での安定を図れる
多店舗展開すると、認知度や売上の増加が見込めると同時に、店舗ごとに売上を比較できるため、課題点が見つけやすくなります。1つの店舗が経営不振になったり、工事などで一時的に休業となっても、他店舗で収益を補えるため、大きなダメージを受けません。
個人事業主による多店舗展開の課題点
・経営管理が複雑になる
・各店舗へ目が行き届きづらくなる
店舗の増加にともなって、維持費や人件費、税金などの必要経費が増加します。それに合わせて、ホームページや予約サイトの作成に費用をかけると、売上に対する経費の割合が大きくなってしまいます。また、個人事業主による多店舗管理は、企業に比べてすべての店舗や予約サイトの管理が難しく、予約管理や集計などの管理でミスが発生する可能性があります。
RESERVA予約システムの多店舗管理機能
多店舗展開の課題点を解消するためにおすすめなのがRESERVA予約システムの「多店舗管理機能」です。ここでは、多店舗管理機能導入におけるメリットと、基本情報について紹介します。
多店舗管理機能とは
多店舗管理は、RESERVAで作った複数の予約サイトをまとめて管理できる機能です。RESERVA予約で作成した複数店舗の予約サイトを1つのアカウントで統合して運営することができ、各店舗の予約サイトを集約した予約ページも作成することができます。
多店舗管理機能を利用しない場合、複数店舗を運営する本部の管理者は「サブ管理者」としてそれぞれの予約サイトごとにメールアドレスとパスワードを用いてログインする必要があります。
多店舗管理を利用すると、その都度ログインせずに、ボタン1つでそれぞれの予約サイトの管理画面に移行できます。
・複数店舗における予約を一括管理、統合サイトが作成できる
・多種多様な業種に対応し、異なるタイプの予約サイトでも統合可能
・連携予約サイトの管理画面にボタン1つでログインでき、作業効率化につながる
利用条件
利用可能プラン・タイプは以下の通りです。
利用可能プラン:連携するすべての予約サイトがシルバープラン以上
利用可能タイプ:すべての予約タイプ
料金設定は以下の通りです。
トライアルプラン:0円/5日間 連携枠 : 2枠
スタンダードプラン:月額22,000円(税込) 連携枠 : 2枠
※追加連携枠の月額利用料は、1枠ごとに2,200円(税込)です。
多店舗管理機能の詳細は、以下の記事をご覧ください。
・多店舗管理を徹底解説|導入前の基礎編【RESERVA機能紹介】
・多店舗管理を徹底解説|導入・基本設定編【RESERVA機能紹介】
・多店舗管理を徹底解説|応用設定編【RESERVA機能紹介】
多店舗管理でおすすめの機能
RESERVA予約システムの多店舗管理機能では、多店舗展開で有効な機能が多く搭載されています。ここでは多様な機能の中から、多店舗展開におすすめの4つの機能について解説します。
統合サイトの作成
多店舗管理を利用すると、複数の予約サイトを1つにまとめた統合サイトを作成できます。異なる予約タイプでも統合でき、店舗ごとの個別紹介ページを作成することも可能です。連携予約サイトのすべてのメニューが表示でき、予約者はメニューを選択すると各予約サイトに移行します。
さらに統合サイトでは、店舗をグループごとに表示できる「グループ設定」が可能です。同じ系列店や地域ごと、予約枠数、広さなど、さまざまなグループに分けて見やすい統合ページを作ることができるため、予約者が他店舗との比較をする際にも役立ちます。
また、「お知らせ機能」を利用することで、新店舗の開店や臨時休業、体験イベントの開催など、予約者に個別に連絡することなく案内できます。
グループ設定
多店舗管理の統合サイトでは、固定文言だけでなく管理者が入力したメニュー名や説明なども自動でGoogle翻訳する「多言語設定」が可能です。英語、簡体字、繁体字、韓国語、タイ語の5言語に対応しており、言語を追加購入することで利用できます。
SNSアイコン
多店舗管理の統合サイトでは、事業者のSNSに直接アクセスできる「SNSアイコン」を表示できます。予約の獲得だけでなく、認知の拡大やSNSフォロワーの獲得に繋がります。
サブ管理者権限
多店舗管理における「サブ管理者機能」では、多店舗管理側のサブ管理者としての権限付与のみならず、連携している予約サイトのサブ管理者権限も同様に付与できます。各予約サイトごとにサブ管理者として登録する必要がなくなるため、複数予約サイトの管理がとても便利になります。
多店舗管理におけるサブ管理者機能の詳細は、以下の記事をご覧ください。
多店舗管理のサブ管理者を設定して複数予約サイトを管理しよう!【RESERVA機能紹介】
個人事業主によるビジネスモデル
RESERVA予約システムの多店舗管理機能を導入すると、数多くの業種と事業形態にあわせて、さまざまな運用方法を展開することができます。ここでは、個人事業主においてRESERVA予約システムの多店舗管理機能の導入が見込まれる事業を取り上げ、想定されるビジネスモデルを紹介します。
ヨガスクール
ヨガスクール(スクールタイプ)を運営している個人事業主が、レッスンがない時間帯をレンタルスペース(施設タイプ)として貸し出しており、2つの予約サイトを運用している場合、RESERVA予約システムの多店舗管理機能を利用することで予約を一括管理できます。多店舗管理機能を利用しない場合、2つの予約サイトを交互にログインし直さなければなりませんが、多店舗管理機能では毎回メールアドレスとパスワードを入力する必要がないため、作業効率化に繋がります。
温泉旅館
温泉旅館(宿泊タイプ)では、宿泊せずに温泉のみの利用(施設タイプ)でも可能な場合があります。2つの予約サイトを多店舗管理することで、管理画面上でかんたんに予約状況を把握でき、統合サイトを作成すると、旅館のお休みの日を温泉のみの利用者にも効率よく周知できます。また、宿泊料金が安くなるイベントなどを開催する際にもお知らせすることで、温泉のみを予約しようと考えていた人が、「安くなっているなら泊まってみよう」と思うきっかけに繋がります。さらに、多言語設定を利用して外国人観光客の予約を促したり、SNSアイコンを表示して旅館の魅力をより詳しく知ってもらうことが可能です。
ドッグホテル
最近では、ドッグホテル(宿泊タイプ)に併設して、ドッグラン(施設もしくはイベントタイプ)やトリミングサロン(サービスタイプ)を運営している形態が多くなっています。統合サイトを活用することで、それぞれの予約サイトの集客を促し、予約に繋げることができます。また、サブ管理者機能を利用することで複数スタッフによる予約サイトの管理が可能になります。例えば、このようなペット向け複合施設全体のオーナーが、ドッグホテルの店長に対してドッグホテルの予約サイトにおける「管理者権限」を付与し、ドッグランとトリミングサロンの予約サイトでは、多店舗管理サービスにおける「運営者権限」を付与することができます。複数スタッフで予約サイトを管理することで、スタッフの欠勤時にほかのスタッフが予約対応できるなど、それぞれの店舗のスタッフが協力しながら運営することができます。
企業によるビジネスモデルは、以下の記事をご覧ください。
【多店舗運営を成功へ導く!】作業効率化のビジネスモデル集|企業向け
まとめ
本記事では、RESERVA予約システムの多店舗管理機能のおすすめ機能と個人事業主におけるビジネスモデルについて紹介しました。
多店舗管理を導入することで予約を一括管理でき、統合サイトを作成すれば予約の取りこぼしを防ぐことができます。RESERVA予約サイトの多店舗管理機能を効果的に活用しながら、サンプルサイトとビジネスモデルを参考に、作業効率化の運営を目指しましょう。
RESERVA予約システムの多店舗管理は、今なら、5日間の無料トライアルをお試しできます。ぜひご利用ください。
複数の予約サイトをまとめる統合管理システム「RESERVA多店舗管理」