お客様が感じるお店の雰囲気とはどういったものなのでしょうか。
- 香り
- ソファの座り心地
- ドアの取手の質感…
その中で店舗内でのBGMは、お店の雰囲気としてお客様をもてなす際に重要なポイントということは、皆さんも既にご存知かと思います。
今回は、そのBGMを選ぶ時にどのようなコツや注意点があるのか、TVCMや飲食店や美容室など様々な店舗での選曲を手掛けてきたB氏にお話を伺ってきました。
目的をしっかりイメージする
RESERVA担当者(以下R ): 店内BGMを選ぶ時は、どういったことを考えれば良いのでしょうか?
B氏 : まずは、選ばれた音楽によってお客様がどういった気持ちになって頂きたいのかを、しっかりイメージすることが重要だと思います。
例えば、リラックスして頂きたいという目的だったとしても、朝のリラックスと、夜のリラックスはニュアンスが異なってきます。また、リラックスして頂きたいとしてもただ単にヒーリングミュージックをかければ良いとも限りません。
テーマ設定を楽しもう
では具体的にどのような音楽を選べば良いのでしょうか?
まず一番大事なのは、お店のコンセプトです。そのお店のコンセプト × テーマ と言った形でテーマをいくつか設定すると良いでしょう。
例えば、店舗のコンセプトがオーガニックレストランの場合,
- オーガニック×朝×リラックス
- オーガニック×ランチタイム×晴れた日
- オーガニック×雨の日×秋
などなど
具体的なテーマを設定することで、一層お客様に寄り添った選曲ができます。
テーマと音楽の結びつけ方
B氏 : その後、テーマと音楽を結びつけて行きます。
先程のテーマで考えていきます。
- オーガニック×朝×リラックス
オーガニックなので、出来れば生楽器を多く使った曲を選ぼうと考えます。
また、朝とリラックスがテーマなので、落ち着いた、ビートがなくメロディだけの曲に絞り込みます。楽器もある程度絞り、オーガニックかつ爽やかさのある、ギターソロの曲などはいかがでしょうか。
あえて絞り込まないという選択肢もある
絞り込めば込むほど、お客様に安定した一定の雰囲気を楽しんで頂くことができます。
ただし、あえて絞り込まないという選択肢もあります。それは、ラジオのように色々な種類の曲がかかることによってメリハリがつき、リズム感を表現できます。
また、親しみやすい雰囲気となるのであえてそのような選曲手法を行っている飲食店もあります。
いかがでしたでしょうか。
この続きはまた次回お伝えしたいと思います。