前回の記事「【SEO対策基礎講座】お店のホームページ検索順位をアップ!」では、SEOに関することや、具体的なSEO対策についてお話しました。
―前回のかんたんな復習―
SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)・・・
GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、自社のサイトがより検索結果上位にくるためにサイトの改善をする作業のこと
SEO対策
1サイト内の整理
2興味深いコンテンツの作成
3ホームページの宣伝
SEOは作業のこと、プロセスであると説明しました。つまり一回対策をして終わりというわけではありません。分析と検証を繰り返し行い、時間をかけてホームページを上位に持っていく必要があります。
今回は、いろいろなツールがあるけれど、どのような手順でどのように使いこなすかわからない・・・という方必見の記事になっています。それではどのように分析していけばよいか、分析手順とおすすめの無料ツールを紹介します。
現状を知ろう
まずは自社のホームページや記事がグーグルでどのくらい見られているか、など現状の把握が必要です。該当するキーワードを検索すると、どのくらい上に自社のホームページや記事がでてくるのかを確認します。おすすめの無料サイトは「Googleサーチコンソール」です。以下の手順に沿って現状の分析ができます。
Googleサーチコンソール
ポイント
Googleサーチコンソールには様々な機能が備わっていますが、現状を把握するために以下の三点を最低限分析することをおすすめします。
検索パフォーマンス機能
検索パフォーマンス機能では、今までどのくらいの人にサイトが見られたか(合計クリック数)、グーグルの検索結果画面に表示されたか(平均掲載順位)など、自社サイトを数値で客観的に見ることができます。
以下は検索パフォーマンス機能で確認することのできる項目です。
合計クリック数、合計表示回数、平均CTR(クリック率)、平均掲載順位、検索キーワード
詳しくはこちら「検索パフォーマンス レポート」
カバレッジ機能
カバレッジ機能では「送信されたURLが見つかりませんでした」などのエラーがどのくらいの数起こっているかを確認できます。エラーが起こる記事が多ければ多いほど、グーグルからページの検索順位は下がっていってしまします。カバレッジ機能では以下の四種類の項目を確認できます。
エラー、有効(警告あり)、有効(正常)、除外
詳しくはこちら「インデックス カバレッジ レポート」
リンク機能
どのリンクが外部から最も引用されているか(外部リンク)と、どのリンクが内部で最も引用されているか(内部リンク)を知ることができます。
多く引用されているサイト=みんなが求めている情報
であることがわかります。今後はこれに付随した内容やデザインを心がける必要があります。
詳しくはこちら「リンクレポート」
ターゲットを再設定しよう
もともと想定していたターゲットが実際にどのくらい自社のホームページに訪れているか、無料サイト「Googleアナリティクス」で確認し、適切なターゲットを定めることができます。
適切なターゲットを定めることで、その人に向けてピンポイントで広告や宣伝をすることができます。
Googleアナリティクス
ポイント
Googleアナリティクスにもいろいろな機能が備わっていますが、自社に興味を持ってくれているユーザーを把握するためには、以下の三点がポイントになります。
「ユーザー」ユーザー像を掴む
「ユーザー」の機能では、どのような年齢や性別、地域に住む方がサイトへアクセスしてくるのかを把握できます。
意外に若い人からの検索が多かった、予想していたターゲットではないユーザーが多かった、など意外なユーザーがアクセスしていることは多くあります。大事なのはそのユーザーがなぜアクセスしているのかを考えてみることです。
「集客」アクセス経路を知る
「集客」では、ユーザーがどうようにアクセスしてきたのかを知ることができます。もしSNSからのアクセスが多い場合は、SNSにおける宣伝をさらに展開してみると効果が現れるかもしれません。
「集客」の機能では主に以下の項目で確認することができます。
グーグルで検索して知った(Organic)
TwitterやInstagramなどのSNSからURLに飛んだ(Social)
URLを直接検索サイトにかけた(Direct)
他のサイトからURLに飛んだ(Referral)など・・
「行動」どのくらい興味を持ってくれているか
サイトにアクセスしたユーザーがどのくらいの時間ページに滞在したか、などユーザーの行動を確認します。
いくらページへのアクセス数が多くても、内容を見ていなければ意味がありません。ページの訪問数が低く離脱率が高いページは、何らかの改善を行う必要があります。
「行動」の機能では、以下の5点の数値を知ることができます。
ページビュー、ページ別訪問数、平均ページ滞在時間、直帰率、離脱率
コンテンツを改善しよう
今まで自社のサイトを分析してきて改善が必要なページがある場合は、よりユーザーが求めている、好むサイトに改善します。
ユーザーはキーワードをもとに検索してサイトを見つけるため、どのようなキーワードを使うか、が大切になってきます。上の手順でサイトを分析してきて、検索されているキーワードがズレている場合はもう一度キーワードを選定しなおす必要があります。
「共起語検索」という無料のサイトでは、検索した単語と一緒に検索されるキーワードを自動で検出してくれる便利なサイトです。このサイトを利用して、サービス・ものを売り出していくときやブログで使うキーワードを選定します。
共起語検索
例えば「予約」と検索すると、英語やアプリ、登録などといった言葉が一緒に検索されていることがわかります。
次にコンテンツを充実させたい方にthruu(スルー)をおすすめします。
thruuu(スルー)
このサイトは、入力したキーワードでヒットするサイトの特徴をかんたんにまとめてくれます。どのようなコンテンツを書くか迷っている方やニッチな記事を書きたい方は、このサイトを利用することで、アイディアを見つける手助けになります。
例えば「予約システム」と入力すると・・・
サイトを10個ほど、運営者や単語数、見出しなどをまとめてくれます。
さらに検索結果の統計データも自動で算出してくれます。とても便利な機能です。
最後にGoogleトレンドです。
Googleトレンド
Googleトレンドでは今この世の中のトレンドを知ることや、調べたいキーワードがどのくらい調べられているかを比較することができます。
実行
上で紹介した手順を実際にやってみる際に、読んでいたけど難しくてよくわからなかったという方は、百聞は一見に如かず、まずはサイトを使用してみることがおすすめです。
その他、広告を打ってみてノウハウを蓄積することも重要です。そこでおすすめなのが、Google広告キーワードプランナーです。
Google広告キーワードプランナー
Google広告キーワードプランナーの使い方については別記事で解説します。
SEO対策ができる予約システム
RESERVA(レゼルバ)は、導入数30万社を誇る、国内トップクラスのクラウド型予約管理システムです。業界・業種問わずあらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の業態でRESERVAが利用されています。アカウント発行から予約サイト作成完了まで最短3分で、永久無料で使えるフリープランもあるため、導入コストを低くしたい・使用感を確かめてから導入したいといった企業・店舗におすすめです。
まとめ
今回はSEOの分析を、現状把握、ターゲットの再設定、コンテンツ改善、実行の四つの手順でおすすめの無料サイトとともに紹介しました。
できそうなところから少しずつSEO分析・改善を行って、検索上位に入り込めるよう試してみてください。
第三回にかけて書いたSEO特集は、今回で終了いたします。読んでいただいた方ありがとうございました。今後もRESERVAブログに乞うご期待ください。
第一回目の記事→ネットで話題の店舗になる条件!基礎からわかるWebマーケティング運用術
第二回目の記事→【SEO対策基礎講座】お店のホームページ検索順位をアップ!