新型コロナウイルスの影響で、時間・場所を問わない働き方が浸透し、人との接触を避けながら、日常生活を送るようになりました。これらの「ニューノーマルな生活」が注目を集める中、現在、国や地方自治体、民間企業が一体となって、様々な地方創生戦略が立てられています。その1つがワーケーション・グランピング施設への誘致です。
今回は、積極的な誘致を進めている長野県軽井沢町を取り上げて、どのようなワーケーション・グランピング施設があるのかを紹介します。
軽井沢町の基本情報
人口 | 1万9234人 |
面積 | 156.03km² |
公式ホームページ | https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/index.html |
市役所住所 | 〒389-0192 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2381番地1 |
主な観光地 | 白糸の滝、石の教会、軽井沢高原教会、ムーゼの森など |
本社を置く企業 | 軽井沢エフエム放送株式会社、株式会社ワタナベアンドカンパニーなど |
軽井沢町は、古くから豊かな自然と夏でも涼しい気候を活かした「別荘地」として発展してきました。都心部から約1時間半と好立地ですが、近年は、定住人口の減少や少子高齢化が地域課題となっており、町内のホテルによるワーケーションプランの提供やグランピング施設の開業を通じた地方創生に取り組んでいます。
ワーケーション施設
いいオフィス軽井沢
中軽井沢駅から徒歩9分の場所にある「いいオフィス軽井沢」は、ホテル「いこいヴィラ」の1階にあり、軽井沢の自然豊かなリラックスした空間と、ホテルの充実した設備を提供するワーケーションサービスを提供しています。
ワークスペースは、20人が着席可能な部屋が2つ用意されています。一方は、クリエイティビティ溢れるアート作品が展示されているスペースで、もう一方は、木目を基調とした落ち着いたスペースです。自分の気分に応じた仕事環境を選ぶことができ、仕事の効率アップにもつながります。
隣接しているホテル「いこいヴィラ」には、大型のスイートルームやグランピングができるコテージがあり、地元の食材を使った食事の提供など長期滞在を満喫するプランが多く用意されています。
WORK×ation Site 軽井沢
三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK×ation Site 軽井沢」は、JR軽井沢駅から車で約5分の場所にあり、周辺には、軽井沢銀座商店街、雲場池といった観光名所が数多くあります。
施設は2階建てで、3つのワーキングスペースがあります。各部屋にはレイアウト自由なテーブル、Wi-Fi、プロジェクター、モニター、ホワイトボードといった備品が完備されており、ニーズに合わせて様々な形態で利用できます。さらに、カフェやデッキスペース、ソファなど、休憩時間にリラックス出来る空間も併設されており、チームビルディングを通した、社員同士の新たなコミュニケーションの場としても有効です。
軽井沢マリオットホテル
「軽井沢マリオットホテル」は、中軽井沢駅から車で5分の場所にあり、館内には露天風呂やフィットネスジム、ホテル周辺にはウォーキングコースやいちご狩り場など、家族全員で楽しめるアクティビティが多く揃っています。
当ホテルでは、「ワーケーションプラス」という、リゾートでの新しい働き方を提案しており、一番の特徴は豊富なワーケーションプランです。例えば、3~6泊の短期滞在プラン、30日間の長期滞在プラン、そして仕事をしながら家族との時間を両立できるファミリーワーケーションプランなど、利用者のニーズに合わせた多くのプランを用意しています。
館内には、80人まで対応可能な会議室もあり、研修やセミナーを開催することが可能です。利用者の要望によっては、ホテルメイドのケーキやチョコレートを提供してくれるサービスもあります。
グランピング施設
KARUIZAWA CAMP GOLD
本格的なキャンプ場とし人気の「KARUIZAWA CAMP GOLD」では、自然を満喫しながらグランピングを楽しむことができます。
グランピングの利用は1日5組限定で、テント内にはWi-Fi、AC電源、机、椅子、ベッドなどを完備しており、気候に応じて、扇風機やヒーターも用意しています。また、売店があるため、キャンプ用品や日用品の買い足しも可能です。
施設内には、トランポリンやクライミングウォールや、魚釣りができる渓流など、子どもも楽しめるスポットが数多くあります。夜には、バーがオープンし、満天の星の下でカクテルやアルコールを味わうこともできます。
北軽井沢スウィートグラス
浅間山の麓に広がるキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」では、家具、食器、冷蔵庫などが完備され、薪ストーブや石窯が魅力的な12種類のコテージと、最小限の家具と薪ストーブのみが用意された遊び心溢れる15種類のキャビン・ツリーハウスがあり、自分に合った客室を選べます。
敷地内には、ドッグランやペットと一緒に宿泊できるコテージやキャビンがあり、愛犬を連れてグランピングを堪能できます。他にも、BBQ食材や本格的なキャンプ料理を事前に頼むことができたり、貸切風呂も用意されていたり、グランピング初心者にやさしいサービスが充実しています。
GREENSEED 軽井沢
2020年6月に誕生したコンドミニアム型ウェルネスリゾート「グリーンシード軽井沢」には、自然をモチーフにした6棟のコテージが揃っており、上質なスローライフを体験できます。
全コテージに、アウトドアリビング(外と内をつなぐ空間)があり、BBQグリルも完備されているため、雨の日であっても室内でのBBQが可能です。信州和牛、信州太郎ポーク、信州地鶏、高原野菜などの地元の食材を盛り合わせた特別なプランもあり、手ぶらで贅沢な時間を過ごすことができます。
さらに、GREENSEED 軽井沢では、バイオエタノール暖炉「エコスマートファイヤー」を導入しています。「炎を眺める」という行為は、心のストレスを解消する効果があると期待されており、優雅なリラックスタイムを過ごすことができます。
施設・宿泊の予約システムならRESERVA
今回紹介したワーケーション、グランピング施設のようなサービスの立ち上げにおいて、必要不可欠となるのが予約システムです。当社が提供する予約受付システムRESERVA(https://reserva.be/)は、26万の事業者・官公庁に導⼊されている国内最⼤級のSaaS型予約システムであり、人口20万人を超える規模の自治体のほか、人口5万人以下の小規模な市町村でも導入実績があります。
ワーケーション・グランピング施設等への導入事例(各項目概要ページにアクセスできます)
まとめ
今回は、軽井沢町で人気のワーケーション・グランピング施設を紹介しました。人の多い都市部を離れて、オンオフの切り替えをすることで、仕事の効率アップを見込めるだけではなく、地元の人との新たなコミュニケーションを生む機会にもなります。地方でのワーケーション・グランピング利用が増加傾向にある今こそ、地方創生の第一歩として、各地域で導入を検討してみてはいかがでしょうか。