訪日外国人が訪れる場所として注目されている旅行先の一つは、寺院や神社です。京都市観光協会の「京都観光総合調査」における「外国人観光客実態調査」によると、清水寺、二条城、伏見稲荷大社、金閣寺などが訪日外国人にとって人気の訪問先となっています。
このように寺院や神社は、国内の観光客のみならず、訪日外国人観光客に向けて地域特性を訴求するコンテンツとしては高い潜在力を秘めています。効果的に寺や神社をツーリズムに取り入ることで、各地域の寺・神社を訪れてもらう機会づくりにもできます。
寺院・神社の魅力を広め、より多くの来訪者に学びや楽しさを提供するうえで、予約システムの活用が重要です。本記事では、寺院や神社での予約システム導入事例とその活用効果を通じて、寺院や神社の運営における予約システムの効果的な利用方法を紹介します。寺院・神社の魅力を最大限に伝え、訪問者数を増やすための手段を探求しましょう。
寺院・神社の予約システムにおける意義
寺院・神社の魅力と意義
寺院・神社は、国内外からの観光客を引きつける日本の伝統的な文化の一つで、寺や神社の拝観はその魅力を最大限に引き立てます。訪れた人々は、寺院や神社の伝統的な建築美を堪能し、まさに日本古来の文化を感じ取れます。寺院や神社は美しい自然環境に囲まれたものもあり、紅葉景色など四季折々の美しい風景や自然の音に包まれた場所でもあります。
また、寺院・神社おける体験型イベントも観光客を魅了する要因です。各地域の寺院・神社で座禅やお茶会などの伝統的な日本の習慣を体験することで、文化的な理解を深められます。体験型イベントは、共通の興味を持つ人々との交流の場となり、現地でのネットワーク構築の促進にもつなげられます。
予約システム活用のメリット
予約システムの実装は、参拝者と寺院・神社の運営側における双方にとってメリットがあります。まず、 参拝者は事前予約をすることで、待機時間を短縮でき、スムーズに参拝を開始できます。また、人数制限や時間制限を設けることで、参拝中の混雑を避けることができます。
運営側にとっては、一定の人数を確認した上で効率的な拝観や体験イベントを組め、準備や運営が迅速に行えます。また、事前に予約者のデータを活用して、マーケティング活動の一助とするなど、様々な可能性を広げられます。
寺院・神社の予約システムにおける導入事例
東京都港区 「弘法寺（こうぼうじ）」
参考：大本山 弘法寺
寺・神社の参拝で使われている便利な予約ページ：https://reserva.be/koboji_reserve
弘法寺は816年に創建され、平安時代から現代に至るまで1200年以上存続している寺です。創造の源をコンセプトとして、よりよく生きるための学びの場を目指しています。 弘法寺では、年間200開催以上、さまざまな学びの機会を提供しています。
予約サイトでは、それぞれの参拝目的に応じて、カテゴリを選択できる設定できます。カテゴリごとの来店可能日時が、カレンダー形式で一目で確認できるため、予約者に負担が掛からない仕様となっています。
東京都港区 赤坂寺庵 （あかさか てらん）」
参考：赤坂寺庵
寺・神社の参拝で使われている便利な予約ページ：https://reserva.be/teran
寺庵は350年続いている常國寺の中にある寺庵 精進料理教室は、日常で楽しめる精進ごはんをコンセプトに各教室がされています。精進ごはんとは、肉類や魚類を使わない植物性の食事を指します。寺庵の精進料理は、常國寺に代々引き継がれたものに、今の時代に合ったスタイルを継承しています。
予約サイトは3時間単位での見学予約が可能です。予約サイト上で利用者が注意事項が記載できるため、運営側への注意喚起にもつなげられます。
大阪市天王寺区「心光寺（しんこうじ）」
参考： 心光寺
寺・神社の参拝で使われている便利な予約ページ： https://reserva.be/shinkouji
心光寺は1624年に建設された浄土寺院です。2013年に世界一、心が光るお寺を目指し心光寺de寺活を立ち上げ、2018年に活動名をこころひかるに改名されました。
当寺院は、社会問題や環境変化に伴い、先祖との繋がりが薄れ、感謝がなくなってきている現代に危機感を持っていました。お寺を身近に感じてもらうことや老若男女の集いの場とするため、寺院境内のヨガスタジオ、カフェ、レンタルスペースなどでさまざまな活動を実施しています。
予約サイトでは、複数のメニューから希望のものを選択します。予約の流れは先着順制となっており、予約をした時点で自動的に予約が確定される仕様です。
東京都台東区 「浅草神社（あさくさ）」
参考： 浅草神社
寺・神社の参拝で使われている便利な予約ページ： https://reserva.be/asakusajinja/about
浅草神社は三社(さんじゃ)様と呼ばれ、五月に三社祭という祭りが行われています。江戸初期を代表する貴重な木造建築物となり、国の重要文化財にも指定されています。極彩色豊かな浅草神社の社殿には、麒麟(きりん)、飛龍(ひりゅう)などさまざまな生き物が描かれているのも特徴です。
予約者は利用予定の挙式ライブ配信または新年祈祷ライブ配信（企業・団体）から希望のメニューを選択します。また、注意事項として予約受付締切とキャンセル締め切りの期限もそれぞれ明記されています。
群馬県佐波郡 「玉村八幡宮（たまむらはちまんぐう ）」
参考：玉村八幡宮
寺・神社の参拝で使われている便利な予約ページ： https://reserva.be/tamamurahachimangu
1195年に鎌倉幕府初代将軍源頼朝が創始の起源と伝えられている神社で、国指定重要文化財に指定されています。春季例祭、夏越大祓、人形感謝大祭などさまざまな年間行事の開催に加え、神前結婚式にも使用がされています。
予約サイトには、各種ご祈祷、七五三詣祈祷、神前結婚式など希望ののメニューから選べます。各種メニューは30分または60分から利用ができ、すでに予約枠がない時間帯においては満席と表記されています。
寺院や神社の予約における自動化にはRESERVA
寺院や神社では、地域の特色や社会の変化にあわせた多種多様なイベントを開催しています。イベントにはさまざまな人が集まるため、予約管理に手間と時間がかかることが予想されます。さらに、予約のみならず、料金の事前決済や団体予約への対応など、様々な機能を付与することが必要になるでしょう。
寺院や神社のイベント予約に向けておすすめなのが、実際の現場でも活用されている予約システムRESERVAです。RESERVAは操作性がシンプルでわかりやすいため、どの世代でもスムーズに利用することが可能です。また、人口20万人を超える規模の自治体から人口5万人以下の小規模な市町村でも導入実績があり、安心して利用可能です。
寺院や神社のイベント予約に最適なRESERVAの詳細は、こちらをご覧ください。
まとめ
今回は、寺院や神社で予約システムを利用している事例を6つ紹介しました。予約システムを導入することで、寺や神社の運営が円滑化するだけでなく、参拝者の予約利便性における向上にもつなげられます。
本記事での施設活用事例を通じて、寺院や神社の運営の成功に向けた新たなアプローチを見つけてみましょう。