「メルマガを始めたいけど、どのように書けば良いかわからない」
「メルマガは冒頭が大事と聞くけど、文章力がなくて思い浮かばない」
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
メルマガは顧客関係性を保つ上で役立つ手法です。しかし、近年ではメールを受け取る数が増えているため、冒頭部分で興味・関心を惹かせられなければ、開封すらしてもらえません。
そこで本記事では、開封率の高いメルマガのタイトル・書き出し・構成の基本を解説します。メルマガ作成にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
メルマガ(メールマガジン)とは
メルマガとは、自社の見込み客や取引実績がある顧客に対して、定期的に配信する電子メールのことです。メルマガ自体は、携帯電話(フィーチャーフォン)が世の中に普及したころから存在する手法なので目新しさはありませんが、現在でも顧客アプローチの手法として多くの企業が活用しています。
特にメルマガは、スマホやスマホやパソコンでいつでも好きなタイミングで読めることが特徴です。また、配信企業側も相手のメールアドレスさえ知っていれば、すぐに配信できることも根強い人気を誇る理由です。
メルマガの基本構成
メルマガを作る際は、闇雲に書き始めても上手くいきません。読み手にとって、読み応えがあり、ストレスなく読み進めることができるメルマガを作る必要があります。
優れたメルマガは共通して「基本構成に忠実」です。逆にいえば、基本構成を守るだけで、誰でもわかりやすく読みやすいメルマガを作ることができます。
メルマガの基本構成は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
件名 | 読者が一番初めに見る部分。興味・関心を惹かせ、いかに本文につなげるかがポイント。 |
ヘッダー(見出し) | メール開封後にユーザーの目に留まる部分。メルマガのタイトルやキャッチコピーを入れる。 |
リード(あいさつ文) | メインコンテンツに入る前の冒頭文。時事ネタ、季節の話などを入れて親近感をもたせる。 |
本文 | メルマガのメインコンテンツ部分。お知らせ、キャンペーン情報などを記載する。 |
フッター | メルマガの最下部に入る部分。掲載必須の要素や補足情報を掲載する。 |
件名
件名(タイトル)は、メルマガを受信した読者が一番初めに見る部分です。メルマガは何件送っても開封されなければ意味がないため、まずはタイトルで興味・関心を惹くことが大切です。
開封されるタイトルの付け方としては、特別感・限定感・お得感のいずれかが感じられることが大切です。例えば、以下のような要素が含まれていると開封率が高まるでしょう。
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- 先着○名限定
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ヘッダー(見出し)
ヘッダーはメールを開封した時に、初めにユーザーの目に留まる部分です。主にメルマガのタイトル・号数・キャッチコピーなどを挿入します。
フッターのデザイン・文章を毎回同じにしましょう。繰り返し同じデザイン・文章にすることで、どこから送られてきたメルマガなのかが分かり、読者の印象にも残りやすくなります。
リード(あいさつ文)
いきなり本文に入るのではなく、まずは冒頭にあいさつ文を入れます。時事ネタ・季節ネタ・小話などを挟み、読者に親近感を持ってもらうようにします。ただし目的はあくまでも本文につなげることなので、あまり長文にならないように気を付けましょう。目安としては2~3行程度です。
本文
本文は配信するメルマガのメインコンテンツ部分です。そのメルマガで最も伝えたいことを書きます。ただしあまり長い文章は読まれないため、1メルマガ1テーマを徹底します。もし2つ以上テーマがある場合は、メルマガ自体を複数回にわけるようにしましょう。
フッター
フッターは、メルマガの末尾部分のことです。主にメルマガの発行者情報や連絡先を記載します。また、メルマガは特定電子メール法の適用対象となるため、配信停止方法の記載も必須です。
読まれるメルマガのポイント
ここまでメルマガの基本構成を解説しましたが、読者から支持されるメルマガを作成するには、これだけでは不十分です。読者の興味関心を惹き、読まれるメルマガを作るためにはいくつかのポイントがあります。
ここでは読まれるメルマガを作成するための方法を紹介します。
飾り文字を使う
テキスト形式のメルマガでは、HTML形式と異なりフォントの変更などができません。そこで文章を目立たせるために飾り文字を活用します。
例えば以下のような飾り文字を使うことで、重要な部分を強調させることができます。
区切り線
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引用:メルマガdeco
見出し
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引用:メルマガdeco
絵文字
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ミ∪ ミ
’∪”’∪’引用:メルマガdeco
改行・行間を使う
メルマガを作成する際は、改行・行間を上手く使い、読みやすさを意識しましょう。仮にいくら良いことが書かれてあったとしても、読者に「読みにくい」と感じられてしまえば、途中で閉じられてしまいます。
例えば以下の文章は同じ内容ですが、改行・行間があるだけで右側の方が読みやすいと感じるはずです。
むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。まいにち、おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。ある日、おばあさんが、川のそばで、せっせと洗濯をしていますと、川上から、大きな桃が一つ、「ドンブラコッコ、スッコッコ。ドンブラコッコ、スッコッコ。」と流れて来ました。
むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。
まいにち、おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ある日、おばあさんが、川のそばで、せっせと洗濯をしていますと、川上から、大きな桃が一つ、
「ドンブラコッコ、スッコッコ。ドンブラコッコ、スッコッコ。」
と流れて来ました。
特に近年ではスマートフォンが普及したことで、メルマガの多くはスクロールで読まれます。画面いっぱいに文字で埋め尽くされたメルマガでは、開いた瞬間に読む意欲を失ってしまうため注意しましょう。
売り込まない
メルマガを送るときは売り込む必要はありません。むしろ、売上を増やしたいがために、割引キャンペーンをしつこく案内したところで効果は出ませんし、逆に顧客の信頼を損ねる可能性もあります。
メルマガの目的は、見込み客や既存客との信頼関係を深めることです。そのために、読者が喜んでくれるような役立つ情報や、人に伝えずにはいられないユニークなコンテンツ配信を意識しましょう。
目次を入れる
メルマガは基本的には1記事1テーマといったようにシンプルな構成が望ましいですが、もし伝えたいことが沢山ある場合は、冒頭に目次をいれることをおすすめします。
前提として、読者はメルマガを一語一句全て読んだりしません。ほとんどの方は、自分にとって興味のあるところや、流し読みをしながら気になるところに目を留めるといった流し読みをします。
メルマガの全体が長くなるほど、どこに何が書かれているかわからないため、本来知りたかった情報までたどり着かない可能性があります。そのため、テーマが複数になる場合はメルマガの冒頭部分に目次を立てて、何が書かれているかまとめると良いでしょう。
挨拶文・書き出しで興味を惹きつける
挨拶文・書き出し部分は、読者を本文に誘導させるための重要なセクションです。いくら本文の内容が充実していたとしても、冒頭で興味・関心を惹くことができなければ、そのまま閉じられてしまいます。
挨拶文に迷った際は以下のテーマがおすすめです。
テーマ | 例文 |
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季節ネタ | 今日は節分ですね。節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立てて、追い払うことが由来だそうです。そこで今回のメルマガでは、健康に役立つグッズを紹介します。 |
時事ネタ | 新型コロナ拡大の影響で、今年の夏は帰省も旅行もしないと回答が68.8%にのぼるそうです。酷暑が予想されるので、巣籠り需要が増えそうですね。そこで、今回のメルマガでは、巣籠り需要におすすめの過ごし方を紹介します。 |
読者の悩み | 「物価が上がって家計が苦しい」このような悩みをお持ちではありませんか。給与はなかなか増えないので、副業にチャレンジするのもおすすめです。そこで今回のメルマガでは、初心者でも出来る副業を紹介します。 |
メルマガの例文
ここでは、読まれるためのポイントを押さえたメルマガの例文を紹介します。初めてメルマガを作る方は、こちらを参考にアレンジしてみてください。
件名:【無料セミナー招待あり】今週のレゼルバお役立ち通信
本文:
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レゼルバお役立ち通信 Vol.38
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【その日から実践可能!】
成功事例5社から学ぶ、効果的な予約システム活用方法
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○○様
こんにちは!レゼルバの広報担当の○○です。いつもメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
酷暑が続いていますが、お身体に変わりはございませんか?先日、通販サイトでネッククーラーを買ってみました!首に着けるだけでかんたんにクールダウンできるのでおすすめですよ!
さて、今回のメルマガは以下の内容でお送りします。今回は3つのトピックを紹介しますので、ご興味のある箇所からご覧ください。
~目次~
・〇〇
・〇〇
・〇〇
メルマガの最後には「無料セミナー」のご案内もありますので、そちらもぜひご覧になってみてくださいね!
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配信停止/停止解除はこちらのページにてお手続きください。
(停止解除URL)
メルマガ配信に役立つRESERVA予約システム
メルマガを配信する際はRESERVA予約システムの活用がおすすめです。RESERVA予約システムでは「メール配信機能」が備わっており、配信先を自由に設定してメルマガを送ることができます。
たとえば、誕生月を迎えるお客様に割引クーポン配信することや、週1回お役立ち通信を配信して、顧客との信頼関係を深めることが可能です。
配信費用は、1通あたり1.1円とリーズナブルで、さらに契約プランに応じて無料配信枠があるのでお得に利用できます。
RESERVAのメール配信機能を詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
→ターゲティングメールで特定のお客様にメルマガ配信!
まとめ
本記事では、見込み客や既存顧客との関係構築に役立つメルマガ配信について、基本的な書き方から読まれるメルマガのポイントまで解説しました。
メルマガでは、いきなり売り込むのではなく、読者に役立つ情報を「プレゼントする」という意識を持つことが大切です。本記事で紹介したポイントや例文を参考に、読者が「毎回楽しみにしている」「続きが気になる」と感じてもらえるようなメルマガを作りましょう。