ビジネスにおいて、深夜営業や24時間営業は新たな売上拡大や競争力の強化に寄与する重要な戦略です。特にレンタルスペースやレンタカーなど無人営業の事業においては、深夜帯を開放することで稼働率を上げるチャンスにつながります。
そこで、深夜営業を可能にするべく、日付をまたいだ予約に柔軟に対応できる予約システムの導入が求められています。店舗の営業時間に合わせた予約枠を設定できる機能があれば、深夜や早朝の時間帯の需要を取りこぼすことなく、店舗の売り上げに貢献できます。
本記事では、深夜・24時間営業が求められる理由と具体的なメリット、そして実際に予約システムで深夜帯・早朝の予約を受け付けている事例を紹介します。
ビジネスにおいて24時間営業が求められる理由
売上拡大のチャンス
24時間営業を導入することにより、通常の営業時間ではアクセスできない顧客層にリーチできます。例えば、働く時間が不規則な人々や深夜に活動するライフスタイルの顧客に対して、便利な選択肢を提供できます。これにより、売上の拡大が期待できます。
また、スタジオや会議室などのスペース貸し事業者は、現地での接客対応を最低限に抑えた無人営業が可能であるため、比較的ほかのサービス業よりも深夜・早朝営業への移行が容易です。なるべく多くの時間帯を開放して稼働率を上げることは、売上に直結します。
競争力の強化
24時間営業や深夜・早朝営業を取り入れることで、競合他社との差別化を図ります。特に同業他社が営業時間を限定している場合、夜間にオープンしていること自体が強力な競争優位性となります。24時間営業するという点で、顧客のニーズを最優先する姿勢を示し、ブランドイメージを向上も期待できます。
また、地域の中で24時間営業を行うことで、他の競合がカバーできない時間帯の需要を満たし、ローカル市場でのシェア拡大につながります。地域に密着したサービス提供により、顧客のリピート利用を促進しやすくなります。地域コミュニティ内での信頼と認知度を高めることで、地元の顧客を確実に獲得できる点も重要です。
日またぎ予約機能×予約システムのメリット
深夜営業を実施する店舗にとって、日付を越えた予約を受け付ける機能を備えた予約システムは必要不可欠です。そこで、日またぎ予約機能のメリットを3点紹介します。
手作業による予約管理ミスの削減
スケジュール調整が複雑な深夜帯の予約管理において、メールや電話など手動で予約を受け付ると、ダブルブッキングや日時記入の誤りなどの人為的ミスを引き起こす恐れがあります。また、予約システムが導入されていない場合、スタッフの労力や時間が手動の予約管理に費やされ、主要な業務が滞る可能性も考えられます。
予約サイト上で24時以降の予約を受け付けることで、手動での予約管理から解放され、業務全体の改善が見込めます。日付をまたいだ複雑な予約管理も自動で行うため、人為的ミスが起きる心配もありません。また、予約日時の変更やキャンセルにも柔軟に対応できるため、顧客体験の向上につながります。
日をまたぐ時間帯の予約を1回で完結
深夜・24時間営業の予約受付では、日付を越える時間帯の予約枠をどのように設けるかという問題が生じます。例えば、22時~翌2時の4時間分の予約を予約サイト上で受け付ける場合、サイトの仕様によっては、22時~24時と0時~2時の2日間に渡って、2回分の予約枠を設定しなければなりません。予約者にとっても、予約申込をわざわざ2回行うのは面倒です。
そこで、日またぎ予約機能を搭載する予約システムを利用すれば、日をまたいだ時間帯を1つの予約枠として設定できます。深夜から翌日早朝にかけた予約を1回で完了させることが可能なため、運営者側と予約者側の双方にとって効率的な予約受付が実現されます。
多様なライフスタイルに対応
現代社会では、人々のライフスタイルが多様化しています。深夜や早朝に活動するライフスタイルを持つ人々も多く、そのような顧客に対応することで新たなビジネスチャンスを獲得できます。例えば、 24時間営業のスポーツジムやインドアゴルフでは、仕事終わりに体を動かしたいビジネスマンを客層に取り込むことが可能です。
さらに、学生や夜型の生活を送る人々にとっても、深夜営業の店舗は重要な存在です。こうした顧客層をターゲットにすることで、さまざまなニーズに対応した、顧客満足度の高い店舗運営を実現できます。
日またぎ予約機能を搭載する「予約システムRESERVA」
RESERVA(レゼルバ)は、導入数28万社を誇るクラウド型予約管理システムです。業界・業種問わずあらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の業態でRESERVAが利用されています。アカウント発行から予約サイト作成完了まで最短3分で、永久無料で使えるフリープランもあるため、導入コストを低くしたい・使用感を確かめてから導入したいといった企業・店舗におすすめです。
100種類以上の機能を搭載しており、「日またぎ予約機能」は深夜から早朝にかけた予約を1回で完了させることができる機能となっています。
日またぎ予約機能についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
日またぎ予約機能の活用事例5選
ゴルハウスプライベート
ゴルハウスプライベートは、ゴルフシミュレーターを利用した完全個室のプライベート練習場です。室内で天候に左右されることなく練習ができるため、利用者から高い評価を受けています。小岩、綾瀬、平井南の3店舗があり、それぞれ営業時間は異なりますが、どの店舗も早朝5時~深夜25時前後まで営業しています。
当施設では日またぎ予約機能を活用することで、深夜や早朝の予約にも対応しています。利用者は自分の都合に合わせて予約できるため、忙しいビジネスパーソンにも人気です。
プライベートサウナ TRIBAL
プライベートサウナ TRIBAL(トライバル)は、新宿駅から徒歩2分のフィンランド式プライベートサウナです。自分のタイミングで熱さの調整ができるセルフロウリュウが採用されており、日替わりのアロマも楽しめます。また、女性専用のパウダールームも完備されているので、安心して多種多様なアメニティを利用できます。
年中無休で12時~翌5時まで営業しており、予約サイトでは日またぎ予約機能を導入しています。深夜に仕事を終えた後など、通常の営業時間外にも自分のタイミングでリラックスしたいユーザーにとっては非常に有用です。駅から徒歩2分という立地の良さも、当サウナの魅力の一つです。
NATIVE レンタルスタジオ
NATIVE(ネイティブ)レンタルスタジオは、東京と札幌に展開するダンススクールが運営するダンススタジオです。 「日本の最先端のスタイルを一箇所に集結させる」をコンセプトに、ダンサーが快適に踊れる環境を整えています。
レンタルスタジオの予約サイトでは、日またぎ予約機能を活用した深夜パックメニューを提供しています。23時半~29時半までの深夜枠を一度の予約で押さえることができ、通常よりもお得な料金でスタジオ利用が可能です。
Studio BRIDGES
Studio BRIDGES(スタジオ・ブリッジズ)は、大井町駅にある24時間利用可能なダンススタジオです。ダンスの練習はもちろん、演劇や舞台など、さまざまな用途に合わせて利用できます。
当スタジオの予約サイトでは、6時~23時の時間帯は30分単位、23時~翌6時は7時間パックとして予約を受け付けています。日またぎ予約機能を使って日付を越える時間帯の枠を提供することで、夜間や早朝の利用ニーズにも応えています。
HKC Rental Studio
HKC Rental Studio(エイチケーシー・レンタル・スタジオ)は、京都市中京区にあるダンススタジオで、24時間365日利用可能です。全スタジオにオートロック機能と防犯カメラが完備されており、セキュリティ面も安心して利用できます。
8時~23時の時間帯は1時間単位、深夜帯は23時~翌8時のセットで予約が可能です。深夜や早朝の練習時間を確保でき、利用者のニーズに柔軟に対応しています。24時間営業のスタジオは、学生や社会人などスケジュールが忙しい人におすすめです。
まとめ
今回は、深夜帯や24時間営業に対応した予約システムの効果とメリット、そして、日またぎ予約機能が活用されている予約サイトの事例を紹介しました。この機能は、日付をまたいだ予約を一度で完結できるという大きなメリットをもたらします。また、紹介した成功事例からもわかるように、柔軟な営業時間の設定は時代のニーズに応える重要な要素となります。効率的な24時間営業の運営を実現したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。