いちご狩りの予約｜スムーズな運営を実現する予約システムの活用事例

毎年12月頃になると、収穫時期を迎えたいちごが次々に店頭に並び始めます。そして、春まで続くいちごの季節に合わせて需要が高まるのが、いちご狩りです。旬のいちごを手ごろな価格で堪能できるいちご狩りは、家族や友人と楽しむだけでなく、遠足やデートで訪れる場所としても人気があります。

特にいちご狩りのベストシーズンである1～3月は、どの農園も混雑が予想されます。農園では利用者の対応と予約の受付、いちごの品質管理を並行して行うことになるため、経営者にとって負担も大きくなる勝負のシーズンです。

そんないちご狩りの季節に役立つのが、オンライン予約システムの導入です。本記事では、いちご狩りの運営に予約システムを導入するメリットを、実際の導入事例も交えて紹介していきます。

いちご狩りにおける問題点

いちご狩りで多くの農園が直面する問題が、利用者の集中による混雑です。いちご狩りはシーズンが決まっているため、利用者が集中しやすく、週末や春休みには予約が殺到します。

電話やメールで予約受付を行っていると、現場での顧客対応と予約の受付を同時に行わなければいけません。その場合、電話に出られなかったり、メールの返信が遅くなったりする可能性があります。電話がつながらず顧客が他の農園に流れてしまったり、逆に電話応対中に農園で起こったトラブルに迅速な対応ができなかったりすると、効率的な運営の妨げになってしまいます。

さらに、あわただしい予約の応対では、人為的ミスが起こりやすく、ダブルブッキングや予約の把握漏れを招く可能性があります。

予約システム導入のメリット

予約システムを導入することで、これらの問題点を解決できます。

まず、オンラインで予約できるようになることで、顧客側と農園側双方の負担が軽減されます。顧客はわざわざ時間を見つけて電話をかける必要がなくなり、サイトのフォームから自分の好きな時に予約が可能です。農園側も、営業時間内の予約電話応対が不要になるため、利用者の対応に集中できます。

また、システムを利用し、時間帯ごとの受付人数を自動で調整することで、人数の偏りを軽減できます。残り受付人数の表示がある予約システムであれば、利用者も空いている時間帯を狙って予約可能です。

さらに、予約時の事前決済サービスを利用することで会計の際の手間や待ち時間がなくなります。利用者は予約の際にクレジットカードで決済を完了しておけるため、会計の順番待ちをする必要がなく、いちご狩りを楽しんだ後そのまま帰ることができます。農園側も会計の担当に人員を割かなくてもよいため、より効率的な運営が可能です。

いちご狩りでの予約システム導入事例

混雑するいちご狩りシーズンの売り上げ最大化と顧客満足度の向上のために、実際に予約システムを導入しているいちご農園をいくつか紹介します。

BASE 101% -NISHIAWAKURA-

BASE 101％ -NISHIAWAKURA-（ベース101%ニシアワクラ）は、岡山県西粟倉村にある複合施設であり、いちご狩り施設に加え、カフェやレストラン、ショップなどもそろっています。完熟いちご摘みや食べ比べを楽しめるだけでなく、カフェでは摘みたてのいちごを使ったドリンクやスイーツも堪能できます。この施設では平日と休日で料金を変更していますが、予約システムを導入することで予約時に細かく区分を表示できるため、スムーズな受付が可能になっています。

コンドウ農園

コンドウ農園は、愛知県東郷町に位置する多品種栽培のいちご農園です。広大な敷地にさまざまな品種のいちごハウスが並び、春にはその周りを梅や桜など色鮮やかな花々が囲みます。農園内のスタンプラリーなどイベントも開催され、味覚だけでなく全身で満喫できる農園です。この農園では40分ごとに枠を区切り、時間を指定した予約を受け付けています。予約システムを活用し、カレンダー形式で予約可能な枠を表示することで、利用者が一目で空き状況を把握できるように工夫されています。

横浜ストロベリーパーク

横浜ストロベリーパークは横浜市鶴見区に位置する、一年中いちご狩りが楽しめる農園です。施設が火力発電所内であり、オール電化で徹底した温度管理が行われるため、旬を気にせずいちごを堪能できます。フォトスポットやオブジェが設置されていたり、謎解きゲームなどのイベントを高頻度で開催していたりと、一日過ごしても満足度の高い施設です。この施設は時間帯ごとに定員を設けていますが、予約システムの機能で常に残り人数を表示させておくことで、複数人での利用者も、残り人数を確認したうえで安心して予約できる仕様になっています。

トライベリーファーム

宮城県石巻市のいちご農園、トライベリーファームでは、農薬の利用を極力減らしたIPM（総合的病害虫・雑草管理）技術を取り入れたいちご栽培を行っています。恋みのり、にこにこベリー、とちおとめの3種を栽培しており、味の違ういちごを食べ比べて楽しむことができます。トライベリーファームは3歳以下、小学生以上、中学生以上、シニアと料金区分が細分化されています。そのため窓口で対応すると計算や確認に時間がかかってしまいますが、システムを導入したことでそういった負担もなくなりました。

れいわイチゴ園

群馬県前橋市のれいわイチゴ園は、名前の通り令和元年にオープンした新しいいちご農園です。群馬県でうまれた「やよいひめ」を中心にさまざまな種類のいちごを栽培しています。また、いちご以外にもブドウや野菜の栽培も行っており、直売所の充実したラインナップも魅力的です。また、この農園では予約システムのキャンセル待ち機能を採用しています。この機能を導入することで、キャンセルが出た際に枠を無駄になることが減り、利益を最大化することが可能です。

ひない渡辺農園

秋田県大館市のひない渡辺農園では、秋田県立大学で開発された「はるみ」という品種のいちごを栽培しています。「はるみ」は秋田県の風土に合った夏イチゴで、収穫時期も5月末から7月末と遅めになっています。2023年から新たな試みとしていちご狩りを開始し、予約枠が即完売の人気を博しました。同農園のいちご狩りは1年のうち1か月と限られた期間のみの開催であるため、予約システムを導入するとシステムの利用料が無駄にかさんでしまうことが考えられます。しかし、無料プランから利用できる予約システムを導入することで、予約を受け付けていない期間も安心してサイトを残しておくことが可能になっています。

越谷いちごみらい園

越谷いちごみらい園は、埼玉県越谷市にある首都圏最大級のいちご農園です。多段式高設栽培を行っているため、太陽光に接しやすく、赤くて甘みの強いいちごになります。また、地面に果実が接することがないため、傷みが少なくしっかりした果実であることも特徴です。近年開発された新品種を多く含む、11種類のいちごを栽培しているため、それぞれを食べ比べて楽しめるのも醍醐味です。同農園は車でのアクセスが便利な場所に位置しているため、駐車場の混雑が予想されることが多くあります。そのため、予約システムの機能を活用し、予約時に交通手段と車の台数を入力してもらうことで、計画的に混雑状況を管理しています。

ストロベリーハウス

ストロベリーハウスは、神奈川県海老名市のいちご農園です。いちご狩りは土日祝日のみの実施で予約が集中しやすいため、システムを導入することで限られた枠を効率的に管理しています。また、時期によっていちご狩りの料金が変動するため、期間を指定した絞り込み検索ができるようになっています。また、団体予約機能を使って一度に10人までが一緒に参加できるようにしたり、空いた枠がわかりやすいようにカレンダー形式で予約枠を表示させたりなど、システム独自の機能を活用しています。

愛成ベリー

愛成ベリーは三重県四日市市のいちご農園で、日本の贈答品100選に選ばれるほど高品質ないちごを扱っています。チョコレートや粒あん、練乳などの豊富なトッピングと一緒に楽しめるいちご狩りは人気が高く、ベストシーズンには平日や早めの時間帯でも、ほとんどの枠が満員になります。そのため、システム上で時間帯ごとに残席数を表示して、予約者が混雑状況をあらかじめ把握できるようにし、早めの予約を促しています。

うれしおのわ

兵庫県神戸市にあるうれしおのわは、東馬場農園が運営するさまざまな農業体験ができる施設です。いちご狩り体験では栽培されている5種類のいちごの食べ比べを楽しむことができます。1か月前にはほぼすべての枠が満員になるほど人気のため、早めの予約が必須です。この施設では未就学児の料金区分が細かく設定されているため、予約時から区分ごとに受付をすることで当日の業務の効率化が図られています。

海辺のいちご畑　ジョリーファーム

ジョリーファームは、福井県高浜町のいちご観光農園です。1月から6月上旬まで長く楽しめる品種を栽培しているため、GWにもいちご狩りができる数少ない施設です。システムのオプション機能を活用して予約時に年齢区分を把握することで、会計時の料金計算をスムーズにしています。また、枠ごとの受付可能人数が10人以下になると残り人数が表示されるように設定することで、予約者がすいている時間帯を選択しやすくなっています。

ABC　FARM

ABC FARMは東京都内で気軽に農業体験が楽しめる施設として現在注目を集めており、2024年2月にオープンしたばかりにも関わらず数々のメディアに取り上げられています。この施設ではいちご狩りはもちろん、春から秋にかけてメロン、サツマイモ、枝豆、ジャガイモ、トウモロコシなどの収穫体験も行われます。いちご狩りの予約ではシステムのキャンセル待ち機能を活用しており、キャンセルが出た際は自動的にキャンセル待ちをしている予約者に連絡がいくようになっています。この機能を導入することで、キャンセルが出ても予約枠が無駄にならず、利益の最大化につながっています。

Helena Strawberry Land

Helena Strawberry Land（ヘレナストロベリーランド）は、福島県いわき市にあるヘレナ・リゾート内にある観光いちご農園です。敷地内には、ゴルフ倶楽部や乗馬倶楽部、宿泊施設がそろっており、いちご狩りが含まれた宿泊プランなども用意されています。

1/F YURAGI いちご狩り観光農園

1/F YURAGI（ゆらぎ）いちご狩り農園は、長崎県西海市にある観光農園で、時期にあわせて「章姫」「紅ほっぺ」「恋みのり」の3種のイチゴを堪能できます。当施設は、オリエンテーションを受ける間のウェルカムドリンクや、いちご狩り後に休息をとれるリラックススペースなどが準備されており、いちご狩りをゆっくりと楽しみたい人におすすめです。さらに、予約サイトで残席数が確認できるため、混雑を避けていちご狩りを満喫できます。

赤ずきんちゃんのおもしろ農園

赤ずきんちゃんのおもしろ農園は、静岡県掛川市にある果物の生産、販売、加工、収穫体験を行っている施設です。12月15日～5月末までの５カ月以上の間、いちご摘み体験を行えます。いちごのハウス6,600坪の広さのうち、約3,000坪がバリアフリータイプのハウスで、体が不自由な方も一緒にいちご狩りを楽しむことができます。体験枠は時間別に1日26枠から選択でき、都合に合わせて最適な時間を選択可能です。残席数が少なくなると予約サイト上に表示されるため、施設で予約空き状況の問い合わせを受ける手間を削減できます。

ふぁんふぁんふぁーむ

ふぁんふぁんふぁーむは、鳥取県鳥取市に位置するイチゴとフルーツトマトを栽培している観光農園です。地元鳥取県で開発された「とっておき」と、「章姫」の2種類のイチゴを栽培しており、県の特別栽培農産物に認定されています。ガラス張りのハウス内は、約70cmの幅が確保されているため、車椅子やベビーカーでも楽しめる仕様です。事前に予約することで、通常価格より300円割引され、さらにカード事前決済により、現地で現金のやり取りをする手間を省くことができます。

いちご狩りの予約には、予約システムRESERVA

いちごは基本的に収穫時期が固定されているため、旬の時期にいちご狩りの需要が集中してしまうことは避けられません。そのため、限られた期間で効率よく農園を運営し、できるだけ多くの利用者に満足度の高いいちご狩り体験を提供することが重要になります。予約システムの導入は、農園と利用者双方の利便性を向上する、有効な解決策です。

数多の予約システムの中で、いちご狩りの予約にもっともおすすめなのが、26万社以上の登録事業者数を誇る、業界最大級の予約システムRESERVAです。RESERVAはシンプルでわかりやすい操作性で、導入までに時間もかからないため、あらゆる世代から支持を得ています。また、RESERVAではクレジットカードによる事前決済や予約可能人数の管理なども可能で、いちご狩りの予約にも活用できる豊富な機能が備わっています。

まとめ

今回は、いちご狩りのシーズンに向けておすすめの予約システムを紹介しました。全国で手軽に楽しめる、少し特別感のあるアクティビティとして、いちご狩りは独自の地位を確立しています。そのいちご狩りの利益を最大化するために、手間や負担を軽減し、効率的な運営を手助けする予約システムの導入を検討してみてください。