固定文言カスタマイズ機能は、予約サイト上のボタン名やプランの名称を予約システム管理者によって自由に変えることのできる機能です。
例えば、予約システムRESERVAの予約サイト上で「About us」と初期設定されているものを、「会社について」のように表現を改められます。子ども教室の場合、この機能を利用し、ひらがなを追加することで、漢字や英語がわからない人でも予約が可能です。固定文言の自由変更は、ユーザーフレンドリーなサイトの作成に寄与します。
そこで本記事では、このような固定文言のカスタマイズ機能を使うメリットや、実際に機能を活用している予約システムの事例を紹介します。
ビジネスにおいて固定文言の自由変更が求められる理由
コンバージョン率の向上
変更された文言は、ユーザーにとって理解しやすく魅力的なものとなり、結果としてコンバージョン率の向上が期待できます。コンバージョン率(CVR)とは、ウェブサイトやページを訪れた人のうち、予約や商品の購入、問い合わせなど最終的に成果に至った人の割合を指すものです。ユーザーがサイトを訪れたときに、サービスの内容やその価値が明確に伝わると、利用者は自分に合ったサービスであることを直感的に理解しやすくなります。
また、信頼性の高い情報の提供は、ユーザーの不安や疑問を解消し、行動を促す効果があります。さらに、固定文言を変更し、具体的な名称にすることで、検索エンジンでの表示順位が上がり、ターゲット層のユーザーに対する露出が増え、サイト訪問者数の増加につながり顧客を増やせます。
ブランディングと差別化
固定文言を、独自のブランドに合わせて自由に変更することで、競合他社との差別化が図れます。これにより、ブランドの個性を強調し、ユーザーに独自の価値を提供できます。さらに、事業者によって適切に変更された固定文言は、ターゲット層の顧客に対してより効果的にアプローチする手段になり、特定の顧客層に合わせた言葉遣いや表現を使用することで、ユーザーに共感してもらいやすくなります。例えば、若年層向けにはカジュアルで親しみやすい文言を使用し、ビジネス層向けにはフォーマルで少し堅めな文言を選択するなど、ターゲットに応じた変更が求められます。
固定文言カスタマイズ×予約システムのメリット
ターゲットに合わせたサイトの作成
固定文言の変更は、ユーザーに合わせたサイトの作成に大きく影響します。例えば、小学生向けの塾のサイトを作成する際に、授業の月額契約を「月額プラン」、塾の所在や連絡先を「About us」、塾の担当講師の情報を「担当者」と設定しているのは、小学生にとって馴染みのある言葉でないため、親しみやすいサイトとは言えません。「月額プラン」を「クラス・コース選択」と設定することで、どの授業コースを選択すべきかを理解しやすくなります。また、担当者を「先生(せんせい)」、「About us」を「塾の連絡先(じゅくのれんらくさき)」のように、名称変更だけでなく、ひらがなを追加設定することで、どの学年の生徒でもかんたんに塾の詳細情報にアクセスでき、ユーザーフレンドリーなサイトになります。このように、ターゲットに合わせた予約システムの固定文言の自由変更は、満足度に直接的に影響します。
顧客信頼の向上
予約サイトの文言を適切に変更することで、一貫したブランドイメージを築き上げられ、ユーザーに不変のブランドメッセージを提供可能です。これにより、今までブランドを利用してきた顧客に対して、さらなる信頼感を築くことができます。また、固定のものからカスタマイズした文言は、企業の誠実さや信頼性を強調する手段です。これによって、新規顧客にも安心感を与え、ブランドへの信頼を高めることにつながります。
また、固定文言の自由変更は、検索エンジン最適化(SEO)にも寄与します。ブランドに関連するキーワードやフレーズを文言に組み込むことで、検索エンジンでの表示順位が向上し、より多くのユーザーがサイトにアクセスしやすくなり、新規顧客の獲得につながります。
さらに、固定文言カスタマイズは、ユーザーとの信頼を築くための重要な要素です。ブランドの誠実さや信頼性を強調する文言の使用により、ユーザーはブランドに対して安心感を抱きやすくなります。特に新規顧客に対して重要であり、初回利用時に好印象を与えることで、リピート利用や長期的な顧客関係の構築につながります。
固定文言カスタマイズが可能な「予約システムRESERVA」
RESERVA(レゼルバ)は、導入数28万社を誇るクラウド型予約管理システムです。業界・業種問わずあらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の業態でRESERVAが利用されています。アカウント発行から予約サイト作成完了まで最短3分で、永久無料で使えるフリープランもあるため、導入コストを低くしたい・使用感を確かめてから導入したいといった企業・店舗におすすめです。
100種類以上の機能を搭載しており、固定文言を自由に変えられる「固定文言カスタマイズ機能」は、予約サイト内のボタン名などを自由に変更すること で、予約サイトの印象を自社サービスに合ったものにできる機能です。
固定文言カスタマイズ機能についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
固定文言カスタマイズ機能の活用事例3選
サンキュア三鷹店
参考サイト:サンキュアセルフ酸素ルームサロン
予約サイト:https://reserva.be/sancure
サンキュアは、日常で足りない酸素を補う高気圧酸素ルーム施設です。高気圧酸素ルームに入り、溶存酸素を増やすため室内の気圧を上げ酸素濃度を上昇させ、身体の内側から悩みを解決できます。健康のサポートだけでなく、ワーキングスペースとしての利用も可能です。
サンキュア三鷹店の予約サイトでは、予約システムRESERVAの「月額プラン」という固定文言を「【月額制】サンキュア通い放題プラン」と変更しています。「月額プラン」という名称では、月に何回まで当施設を利用できるのかが明確ではありません。「通い放題」と名称を変更することで、利用回数が明示され、魅力的かつ直感的な表示となります。 また、通い放題という言葉は顧客の来店と利用を促進します。 酸素カプセルは毎日利用することで、疲労回復やアンチエイジングに良い影響を与えるといわれており(個人差あり)、継続的な利用が推奨されます。そのため、通い放題プランの用意によって、顧客満足度の高いサービスになることが予想されます。
ベイカーラボ
参考サイト:ベイカーラボ公式Instagram
予約サイト:https://reserva.be/kkbaker
ベイカーラボは、東京都板橋区上板橋にあるパン・お菓子教室です。当教室の運営者はmYouTubeチャンネル登録者21万人を誇る「完全感覚ベイカー:独学でパン作りに挑む人へ」の大井拓磨氏で、パン作りを始めたいと考えている人や、パン作りを始めたもののうまくできないと悩んでいる人向けに、週4日教室を開催しています。遠方の人には、Zoomでオンラインレッスンを提供しており、材料は各家庭に梱包し配送するため、場所を問わずレッスンを楽しめます。
当教室の予約システムでは、「担当者」という固定文言を「完全感覚ベイカー(大井拓磨)」と変更しています。当教室は、知名度のある大井氏のみが講師となるため、このように変更することで、プロフィール詳細を開くユーザー増加が予想されます。また、著名人であることから、YouTubeのチャンネルなどを検索した際に予約サイトが検索上位に上がり、見つかりやすくなるため、SEO対策にも最適です。
サービスによって「担当者」という文言が適切でない場合も多く存在します。例えば、塾やヨガレッスンでは「講師」、幼児教室では「先生」など、サービスに合わせて設定することをおすすめします。
SundayBack9
公式SNS Instagram:SundayBack9
公式SNS X(旧Twitter):SundayBack9
予約サイト:https://reserva.be/sundayback9
SundayBack9(サンデーバックナイン9)は、千葉県市川市に店舗を構える無人のインドア型ゴルフ練習場です。落ち着いた雰囲気の完全個室で、人目を気にせず集中して自主練習できます。最新のゴルフシュミレーターを導入しており、世界160コース以上をラウンドプレー可能です。
当施設では、「月額プラン」という固定文言を、「サブスク会員【全店利用可】」とカスタマイズしています。「サブスク」という言葉は、現代の消費者にとって非常に馴染みがあるため、理解しやすい表現です。この名称に変更することで、利用者はプランの内容を名称からすぐに把握でき、定額サービスの安心感とお得感を感じやすくなります。また、「【全店利用可】」という具体的な説明を追加することで、付加価値を明確に伝えられます。当施設は、市川市に2店舗とも構えており、両施設の利用が可能であると示すことで、混雑している時間帯でも予約を取りやすさが顧客に伝わります。さらに、このような表現を使い、複数の店舗を持つ店舗側の強みを活かし、顧客がさまざまな場所でサービスを受けられるという利便性の強調を図れます。
まとめ
今回は、固定文言カスタマイズ機能を搭載している予約システムの効果とメリット、 そして、固定文言カスタマイズ機能が活用されている予約サイトの事例を紹介しました。
固定文言のカスタマイズ機能は、ユーザーに合わせたさまざまな表現を設定でき、サイトの使いやすさが格段に向上します。これにより、ユーザーは必要な情報をかんたんに見つけることができ、予約手続きを円滑に進められます。また、固定文言のカスタマイズは、顧客の信頼を得るための重要な要素でもあります。適切な言葉遣いや表現を使用することで、企業やサービスの信頼性が高まり、結果としてコンバージョン率の向上につながります。このように、固定文言のカスタマイズは、予約サイトでニーズに応え、満足度を高めるための重要な機能です。
現在導入している予約サイトが、自社サービスのイメージに合わず悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。