RESERVA活用事例｜銀座山形屋 港北店【オーダースーツメーカー】インタビュー動画あり

創業100年を超え、高品質の製品を届けるオーダースーツメーカー
事前準備の時間が確保でき、より丁寧でスムーズな接客を実現

今回のインタビューは、神奈川県横浜市都筑区の「銀座山形屋 港北店」様にご協力いただきました。

店長の野崎祥太郎様は、銀座山形屋での販売員経験が評価され、現在は店長として店舗スタッフをまとめながら、お客様の希望に沿ったオーダースーツを提案しています。

そんな野崎様に、事業への想いや、RESERVA予約システム導入後の効果についてお伺いしました。

幅広いサイズと年代に対応するオーダースーツメーカー

――事業内容を教えてください

当社は1907年創業のオーダースーツメーカーです。国内縫製にこだわり、伝統のなかで培った技術を活かして1人ひとりの着用シーンにあったスーツをご提案します。

港北店は直接お客様にご来店いただき、販売員による採寸、ご相談をしながらスーツをつくる店舗です。当店は女性の販売員がおり、女性のスーツコーナーも充実しているため、性別問わず初めての方でも安心してカスタムオーダーをしていただけます。

――どのような年代の方にご来店いただいているのでしょうか？

年齢層としては40代から60代が多く、そのなかでも50代が最も多いです。20代、30代の方にもご来店いただいています。オーダーでは、入学式、成人式、結婚式、葬式など、着用シーンが決まっている場合だけでなく、昇格がきっかけでスーツをつくる方もよくいらっしゃいます。当店では、お客様から「こういうスーツがほしい」というお話をうかがい、生地やパーツなどをご提案しながら採寸し、お届けするという流れでオーダーを承ります。店舗から販売員が出張して採寸を行う訪問サービスを展開している店舗もあります。

銀座山形屋は全国に展開しています。神奈川県エリアには約40年前、十日市場に初めて大型店を出しました。そこから需要が高まり、神奈川県に続々と店舗をオープンさせていきました。港北店もそのひとつです。

――この事業に就いたきっかけを教えてください

私自身、学生時代にアパレル店でアルバイトをしており、将来は服飾関連の仕事がしたいと考えていました。就職活動時にいくつか企業を受け、伝統のある老舗の企業であることと、1人ひとりのお客様を大切にする社風に惹かれたことから、銀座山形屋に就職を決めました。

その後、店舗で販売員として働いていましたが、会社の上司が販売員としての実績を評価してくださり、店長に推薦していただきました。たしかに当社は歴史があり、「老舗企業」と思われるかもしれませんが、若手の社員も活躍できる環境にしたいという社風があるので励みになっています。

――接客する上で心がけていることは何でしょうか？

オーダースーツをつくりに来るということは、サイズが合うということが前提です。そのため「お客様のサイズが合っている」という状態で納品できるということをまず一番に考えます。加えて、お客様に着用目的をうかがい、用途に沿ったものを提案することも基本です。フィッティングを完璧にし、ベストなご提案をすることがモットーです。採寸は入社時にゼロから学びました。難しい工程ですが、毎回丁寧に行っています。

スーツのオーダーは女性の方も安心してご予約いただけます。採寸等は女性社員が対応可能ですし、実際、当店では女性社員が売り上げトップとなっています。集客はチラシやカタログが主ですが、最近は社員で協力してSNSの配信にも取り組んでいます。

予約をRESERVAで確認、来店者を待たせず事前準備の時間を確保

――RESERVA予約システムの導入の経緯を教えてください

電話予約だと24時間どこでも予約を受け付けられませんし、オーダースーツはどうしても敷居が高くなり、心理的ハードルから電話をかけづらく予約をためらわれることがありました。また、オーダースーツの接客には十分な時間が必要なので、スケジュール管理もしたいと考えていました。

そのような状況で、当社の別のブランドが先にRESERVAを導入し、効果が見られたため、当店でも導入することにしました。

――実際に使ってみていかがでしたか？

お客様の待ち時間が少なくなり、利便性が上がりました。店舗としても電話の数が減り、採寸の中断が少なくなったことでよりスムーズなご案内が可能となりました。また、お客様のご要望の色や柄、着用シーンを事前に把握できるため、事前準備に多くの時間を割けるようになった点もありがたかったです。

導入後は、出勤したらRESERVAを確認するようにし、スタッフ間で情報共有ができるようになりました。電話で予約が入ってもすぐにシステムに反映させ、予約漏れがないようにできています。さらに、管理画面から予約データを抽出し、毎週比較しているため、独自の分析ができるようになりました。最近では月間100～150件ほどのご予約をいただいています。今後もRESERVA経由での予約数を増やしていきたいです。

――特によく使う機能や便利だと感じる機能はありますか？

当店の予約サイトのトップページをカテゴリ別にし、男性女性それぞれ、初めての来店、2回目以降の来店に分類しています。カテゴリ設定をすることで、必要な生地やパーツなど、事前に欲しいものが何かわかるようになるので便利です。

事前準備とも関係がありますが、予約受付締切を設定しています。当店では予約をせず自由に商品を見たいというお客様も歓迎しているので、オーダースーツの予約が入っている時間が事前にわかっていると接客スケジュールが組みやすいですね。

そして、予約時にはアンケート形式で希望の色や柄を聞いています。予約者の年代や情報を把握することで、提案するスーツのイメージができるようになり、接客の幅が広がりました。また、回答必須ではありませんが、お客様のなかには備考欄に担当者の希望や着用シチュエーションを記入してくださる方がいらっしゃいます。同じ担当販売員ですと体型の変化や好みを記憶していますし、話しやすい安心感が生まれます。そういう意味でも予約システムは良いツールだと思います。

オーダースーツの敷居を下げ、マーケティングにも注力

――銀座山形屋 港北店様の今後の目標を教えてください

お客様にとって、より便利で快適な店舗を目指すことが目標です。オーダースーツの敷居を低くし、老若男女問わず多くの方にオーダースーツの魅力を知っていただきたいと考えています。

また、今後はRESERVAを予約時の利便性を高めるだけでなくマーケティングツールとしても活用していきたいです。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします！

RESERVAはオーダースーツ店にとって非常に便利なツールです。予約管理から顧客管理、マーケティング活動など、さまざまな場面で活用できます。RESERVAをご検討の方はぜひお試しください。

店舗情報

※価格・機能等はインタビュー時点の内容です