Googleマイビジネスで「NAP」が重要である理由を解説!

Googleマイビジネスで「NAP」が重要である理由を解説!

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インターネット環境やスマートフォンが普及したことで、今や私たちの生活にオンライン検索は欠かせません。特にGoogle検索は日本において8割近くのシェアを誇るといわれているため、オンライン検索=Google検索といっても過言ではないでしょう。

中でも地域密着型ビジネスの集客・認知度向上にはGoogleマイビジネスの活用が有効です。自社のGoogleマイビジネスプロフィールを上位表示させる方法はいくつかありますが、特に有効性が高いと言われているのが「NAP情報の統一」です。

本記事ではNAP情報とはなにか?NAPの統一方法まで解説します。

Googleマイビジネスとは

GoogleマイビジネスはGoogleマップ上に自社のビジネス情報を公開するツールのことです。個人事業から大手企業に至るまで、企業規模・業界を問わず利用可能。

また、GoogleマイビジネスはSEOコンテンツやポータルサイトよりも検索上位に表示されるため、上手に活用すれば無料にもかかわらず、有料広告以上の集客効果を上げることもあります。そのためGoogleマイビジネス運用は現在多くの企業の注目を集めています。

インターネット最大手のGMOグループ企業GMO TECH株式会社の調査によると、2023年の国内MEO市場規模は推計190億円ですが、2028年には306億円に達するとみられています。

参照:MEO市場規模調査~2028年には306億円に達すると予測~

このようにGoogleマイビジネスの活用は今後一層の注目を集めていきますが、いかに競合よりも上位表示させるかはどの事業者でも知っておくべきでしょう。

NAPがローカルSEOに重要である理由

GoogleマイビジネスのNAP情報とは

  • Name(名前)
  • Address(住所)
  • Phone(電話番号)

の3つの頭文字をとった言葉で、Googleマイビジネスにおける基本情報のことを示します。

NAPは、Googleの検索ロボット(クローラー)がWeb上にあるビジネス情報を自動収集し、関連性のある情報と紐づけていきます。

例えば、口コミサイトに公開されているNAPと、Googleマイビジネスに登録しているNAPが同一であれば、Googleは同一のビジネスとして認識します。

その口コミサイトで自社のビジネスのレビューが沢山ついていれば、Googleは「その地域で話題になっているお店である」と認識するため、MEO(ローカルSEO)で評価を高めるようになります。

しかし、NAPは完全一致でなければなりません。例えば、半角・全角、スペースの有無などもすべて統一されている必要があります。仮にGoogleマイビジネスに建物名が表記されていて、他のサイトで建物名がなければGoogleは同じビジネスの情報と認識しません。

つまり、オンライン上で公開されている自社のNAPはすべて統一する必要があります。

NAPの統一方法

NAPを統一するためには、どのように進めたらよいのでしょうか。ここでは、NAPの統一方法・手順について解説します。

基準となるNAPを決める

NAPでは「店舗名」「住所」「電話番号」を統一する必要があるため、基準となる表記を決めます。

特に住所は、漢字・ひらがな・数字・スペース・半角・全角などもすべて統一する必要があるため、誤りがないか気を付けましょう。電話番号に関しては、ハイフンの有無・全角半角も統一します。

Googleマイビジネスのプロフィールを更新する

基準となるNAPを決めたら、Googleマイビジネスの「情報項目」にある、

  • ビジネス名
  • 住所
  • 電話番号

を更新します。間違いがないかコピー&ペースト機能を使うと良いでしょう。また、ビジネス名に関しては必ず正式名称で登録するようにしてください。

少しでも目立たせようと、装飾文言を入れているビジネスプロフィールも見かけますが、Googleではビジネス名に不要な情報を含めることを禁止しています。このような情報が見つかった場合、ビジネスプロフィールの掲載が停止されることもあります。

ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。

引用:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

公開されているSNSなどのNAPを統一する

自社のビジネス情報が公開されている、公式WebサイトやSNS、ポータルサイト、求人ページ、ブログコンテンツなどすべてのNAPをGoogleマイビジネスに合わせていきます。

Googleマイビジネスと、これらの情報が完全一致していることで、Googleのクローラーが同一ビジネスと認識します。MEO(ローカルSEO)は該当エリアでの話題性・関連性を重視しているため、同一のNAP情報がオンライン上でどれくらい取り上げられているかによって、表示順位に影響します。

SNSなどはすぐに更新できますが、ポータルサイトやホームページ会社に運用を委託している場合は、変更を依頼する必要があります。依頼する際には、「内容を完全コピーで変更しないようにお願いします」と付け加えると安心です。

まとめ|NAP情報の統一は今すぐできるMEO対策

本記事ではGoogleマイビジネスのMEO(ローカルSEO)対策に重要な、NAP情報について解説しました。

最後にあらためて内容をまとめます。

NAPとは、「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことで、オンライン上のNAPを統一することで、MEOの検索順位に影響を与えます。

オンライン上の情報とは、SNSや公式サイト、ポータルサイトなどインターネット上に公開されている自社のNAP情報すべてを指します。

手間は掛かりますが一度設定をすれば、その後効果が継続しますので、MEOの仕組みを正しく理解し出来ることを徹底的に行っていくことが重要です。

【免責事項】
当記事に掲載されている情報の正確性については万全を期しておりますが、RESERVA Digitalは閲覧者が当記事の情報を用いて行う一切の行為について、何らの責任を負うものではありません。当記事の情報に起因して閲覧者その他の第三者に生じた損害につき、当社としては責任を負いかねますので御了承ください。Googleマイビジネス機能に関するご不明点は、Googleまでお問い合わせください。
参考:Googleマイビジネスヘルプ

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