RESERVA活用事例｜日本キャリア開発協会（JCDA)【キャリアカウンセリング】

丁寧なカウンセリングでキャリアに関するお悩みを解決
キャンセル待ち機能で空きが出たカウンセリング枠の予約が可能

今回のインタビューは東京都中央区にある「日本キャリア開発協会（JCDA）」様にご協力いただきました。

RESERVAの運用をご担当の土山晶子様は、以前はキャリアカウンセラーの資格を取得後、大学で勤務していましたが、よりキャリアに特化した仕事がしたいという思いから当協会に転職されました。
現在はキャリアカウンセリングをはじめ、キャリアカウンセラーの研修や、大学への営業活動などのサポートも担っています。

そんな土山様に、事業への想いや、RESERVA予約システム導入後の効果について伺いました。

相談者に寄り添ったキャリアカウンセリングで、成長を支援

――事業内容を教えてください

当協会は「キャリアコンサルタント」という国家資格と、「CDA（キャリア・デベロップメント・アドバイザー）」という民間資格を認定している団体であり、キャリア支援の領域で約2万人の会員を擁する国内最大級のNPO法人です。事業内容は、年に3回行われるキャリアコンサルタント試験の実施や、CDA養成カリキュラムの講座開講、資格取得者のスキルアップのための研修、キャリアコンサルタントと企業・大学とのマッチングです。ほかにも「キャリアカウンセリングルーム」というサービスの提供や、当協会に入会している会員様の活動サポートにも取り組んでおり、活動の幅は多岐にわたります。

――キャリアカウンセリングルームとはどのようなサービスなのでしょうか？

キャリアカウンセリングルームとは、キャリアコンサルタントがオンライン上で、60分間マンツーマンでキャリアに関する相談に乗るサービスです。たとえば、現在の職場環境の悩みや転職の相談から、定年退職後のセカンドキャリアに関する相談など、キャリア全般に関する多種多様な相談に対応しています。また、キャリアカウンセリングルームは臨時的な相談の場ですが、悩みがなくても年に一度のキャリア相談を推奨する「キャリアドッグ」という取り組みを行っています。

カウンセリングでは、お話を聞くなかで相談者様の考えや大事にしたいことが徐々にわかってきます。そのため、カウンセリングでは相談者様の潜在的な価値観や思いを大事にした関わり方が重要だと考えています。

――複数のカウンセラーがいらっしゃいますが、それぞれ得意分野があるのでしょうか？

カウンセラーは全員一定のスキルがあるため、基本的な相談には何でも対応しています。一方で、医療やLGBTQなど特定の分野に知見があるカウンセラーも在籍しています。外国語が使えるカウンセラーもいるため、多様な相談への対応が可能です。

相談者様は、複数のカウンセラーを試したうえで好みのカウンセラーを見つけることもあれば、プロフィールを事前に読み込んでカウンセラーを指定されることもあります。

RESERVAでオンライン上のカウンセリングが可能に

――RESERVA予約システムの導入の経緯を教えてください

RESERVA導入までは、予約はメールでの受付のみだったため、相談者様とカウンセラーの双方と何度もメールで連絡を取る必要がありました。そのため、一つの日程を決めるのに5日ほどかかってしまうこともあり、それに伴ってスタッフの残業や休日出勤が発生している状況でした。

その後、コロナ禍がきっかけとなり、オンラインでの予約システムの導入を検討し始めました。いくつかの予約システムを検討する中で、一番使いやすく、事業の運用に適していたため、RESERVAの導入を決めました。

――実際に使ってみていかがでしたか？

基本的な機能がすべて整っているので、全体的に非常に使いやすいと感じています。そして、予約業務に際して発生していたスタッフの残業がほぼなくなりました。これまではカウンセリング以外の無駄な業務が多かったのですが、本業であるカウンセリングに時間を使えるようになったと感じています。

また、RESERVAを導入の契機に海外在住の方を含め多くの方にご予約いただけるようになり、キャリアカウンセリングの利用件数が50件程度から315件まで増えました。

――特によく使う機能や便利だと感じる機能はありますか？

カテゴリ設定を活用することで、相談者様ご自身でカウンセリングの日程と担当カウンセラーを一目で確認でき、予約ができるので、サービスの質向上だけでなく業務上の負担軽減につながっています。

当協会のキャリアカウンセリングは、オンラインのみで行っているため、Zoom連携の機能は非常に役立っています。RESERVAの導入前は、Zoomの立ち上げ時にうまくつながらないなど細かい問題が発生していましたが、今はそのような問題が無くなりました。

また、オンラインカード決済の機能にも非常に助けられています。RESERVA導入前は銀行振り込みで後払いという決済方法だったため、ときどき支払いをしてもらえないことがありました。ですが、オンラインカード決済機能を使えば、事前に必ずお支払いをしていただけるので安心です。

当協会には予約が殺到する人気のカウンセラーがおり、枠が埋まりやすいためなかなか予約ができない相談者様もいらっしゃいます。また、一斉に予約を開放するのですが、その際に問い合わせが殺到し、対応に時間がかかっていました。しかし、キャンセル機能によってキャンセル枠を他の相談者様が予約可能になったため、少しでも多くの方にサービスを提供できるようになりました。また、問い合わせにかかる業務の負担も軽減されました。

予約時アンケートの機能も活用しており、事前に相談内容と居住地をうかがっています。アンケートの内容はカウンセリングの準備や、相談者様のお住まいの地域にある団体を調べることに活用しています。

キャリアカウンセリングルームで、少しでも多くの人の悩みを解決したい

――RESERVAの導入で、事業に何か変化はありましたか？

キャリアカウンセリングルームの利用件数が圧倒的に増えました。RESERVAを導入したことで、より多くの方々にサービスを届けられるようになったほか、海外在住の方からもご予約もいただくようになりました。また、企業の人事の方にキャリアカウンセリングルームをご利用いただいたことを契機に、企業とのご縁が生まれるなど、RESERVAの導入で協会の活動の幅が広がったと感じています。カウンセリングの利用数が増えると、そのぶん困っている方にサービスが届いていると感じられて非常に嬉しいです。

協会情報

※価格・機能はインタビュー時点の内容です