Googleマイビジネスのオーナー確認が済んだものの、「何からはじめたらよいかわからない。」「管理画面の見方や編集方法がわからない。」といったお悩みを持つ方は少なくありません。
Googleマイビジネスの登録が済んだら、はじめに行いたいのは「ビジネスプロフィールの編集」です。ビジネスプロフィール情報を充実させることで、来店前ユーザーにより多くの情報を与えることや、予約や問い合わせなどのアクションにつながります。
本記事では、Googleマイビジネス運用初心者に向けた、Googleマイビジネスプロフィールの設定方法をわかりやすく解説します。
パソコン操作が苦手な方でも、こちらをお読みいただきながら実際に操作してみることで、Googleマイビジネスを運用できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Googleマイビジネスのビジネスプロフィールとは?
Googleマイビジネスのビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップなどに表示されるビジネス情報のことです。
ビジネスプロフィールは、インターネット上の目立つ部分に表示されるため、検索ユーザーの目に留まりやすいことが特徴です。
ビジネスプロフィールに掲載されている情報を常に最新に保ち、さらにユーザーの興味・関心が得られやすいコンテンツに仕上げることで、自社の集客力アップが期待できます。
ビジネスプロフィールを更新するメリット
Googleマイビジネスのビジネスプロフィールは、オーナー登録を行えば情報の追記・削除など、自由に編集を行うことができます。
中には登録した時の状態のまま更新されていないビジネスプロフィールを目にすることがありますが、それは非常にもったいないと言わざるを得ません。そこで本項では、そもそもビジネスプロフィール情報の登録・更新にはどのようなメリットがあるか解説します。
ローカル検索結果に効果がある
ローカル検索とは、GoogleマップやGoogle検索で「地域名+目的」で検索することです。
例えば、
- 「秋葉原 メイドカフェ」
- 「銀座 寿司 おすすめ」
- 「表参道 美容室 メンズ」
といったように検索すると、それに関連したビジネス情報が検索結果一覧に表示されます。こうしたローカル(地域)検索は、スマートフォンの普及などに伴い、10年前に比べて非常に増えています。
そのため、地域密着型ビジネスを展開するビジネスオーナーは、
自社のビジネスがユーザー検索の結果に表示されるように、検索キーワードを網羅するといった対策を行わなければなりません。
ユーザーが電話やオンライン予約をしやすくなる
ビジネスプロフィールには、
- 電話番号
- オンライン予約フォームURL
- 公式ホームページのURL
などのリンクを設定できます。
例えば、ビジネスプロフィールの「商品項目」にオンライン予約ボタンを追加することで、商品に興味関心を抱いたユーザーがオンライン予約までスムーズに行うことが可能です。
さらに、ビジネスプロフィール経由で入った「電話件数」「オンライン予約件数」はレポート機能でいつでも確認できるため、効果検証もかんたんに行えます。
ホームページの代わりになる
ビジネスプロフィールは、いわば簡易ホームページのようなもの。「住所」「連絡先」「営業時間」「レビュー」「商品説明」「写真」などを使って、自社のビジネスをわかりやすく伝えることができます。
さらに無料で自社サイトを作成できる機能もあるため、ホームページ制作会社に外注せずともインターネット上で自社のビジネス情報の発信が可能です。
ビジネスプロフィールの設定方法を項目ごとに解説
ここからは具体的なビジネスプロフィールの設定方法を解説します。
Googleマイビジネスのオーナー登録が済んでいない場合は、以下の記事にて登録方法を解説しています。
→無料で使える集客ツール!Googleマイビジネス活用講座 【Step1 概要~登録編】
Googleマイビジネスのオーナー登録が済んでいる場合は、Googleマイビジネスにログインし、管理画面を表示してください。
→Googleマイビジネスの公式サイト
管理画面が表示されたら「情報」をクリックします。
以下、各項目の設定方法について順番に解説します。
ビジネス名
ビジネス名は、店名や企業名などを記載します。すでにGoogle側で自動登録されている場合もあるので、ビジネス名に問題がある場合は鉛筆マークをクリックして編集します。
注意点としては、ビジネス名に関係のないキャッチコピーや店舗コードなどは入れないようにしてください。
NG例
○「喫茶レゼルバ」
✕「喫茶レゼルバ|電源完備!個室あり!」
Googleではビジネス名に不要な情報を含めることを禁止しており、もし含めていると、ビジネスプロフィールが停止される場合もあります。
参照:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン[名前]
カテゴリ
カテゴリは、ビジネスの事業内容にあったカテゴリを登録できる項目です。カテゴリには「メインカテゴリ」と「追加カテゴリ」があります。メインカテゴリには主たる事業内容にあったカテゴリを選び、複数の事業や商品がある場合は追加カテゴリに登録をします。
ただし、カテゴリ名は自由に編集することができません。カテゴリ追加欄にカテゴリ名を入力すると、あらかじめ登録されている中から該当するカテゴリが表示されるので、適したカテゴリを追加していきます。
住所
住所は、ビジネスの所在地を入力する項目です。店舗やサービスの所在地を正確に記載します。
- 国
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区町村
- 住所
半角・全角なのか、漢数字か算用数字なのか、といったことも正しく入力してください。
Googleマイビジネスの住所と、自社コーポレートサイトやSNSに登録している住所がすべて統一されていると、Googleが関連のあるサイトと認識しやすくなり、検索上位がされやすくなります。(NAP情報の統一)
「NAP情報の統一」について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
→Googleマイビジネスで「NAP」が重要である理由を解説!
営業時間
営業時間が毎日固定で決まっているビジネスの場合(サロン、飲食店、販売店など)は営業時間を入力します。
※営業時間が日々異なる場合や完全予約制のビジネスの場合は営業時間を指定なしで構いません。
注意点としては、営業時間が変更になった場合は速やかに更新します。もし、ビジネスプロフィール上で「営業中」と表示されているにもかかわらず、連絡しても繋がらなかった、あるいは直接店舗に行ったら休みだったとなった場合、ユーザーからの信頼低下は避けられません。
さらに、情報が誤っていた事実をGoogleに報告された場合、Googleポリシー違反となり、検索順位の低下にも繋がります。
特別営業時間
期間限定の営業や、祝祭日、臨時休業の場合は特別営業時間を指定することができます。特別営業時間を設定することで、ユーザーには通常営業とは異なることを伝えることができます。
電話番号
電話番号は、ユーザーが問い合わせや電話予約のために、直接連絡する先の電話番号を記載します。電話番号は2つまで登録することができます。(ただし、2つ登録してもビジネスプロフィール上で表示されるのは1つのみ)
また、電話番号はNAP情報のひとつですので、記載方法の統一が重要です。ハイフンの有り無しなども含めて完全一致となるようにしてください。
ウェブサイト
コーポレートサイトなど公式WebサイトのURLを登録します。もし、公式サイトに店舗ごとのページがある場合は、ビジネスプロフィールには可能な限り各店舗ページのURLを登録します。
予約
オンライン予約ページのURLを設定できます。検索ユーザーはWebサイトに訪問することなく、ワンクリックで予約画面に行くことができるので、予約申込率の向上が期待できます。
RESERVAで作成した予約サイトをGoogleマイビジネスに連携することで、ローカル検索→オンライン予約といった、効率的なオンライン予約プラットフォームを実現します。
RESERVA予約システムを活用した予約リンク設定方法の詳細は以下の記事も併せてご覧ください。
→無料で使える集客ツール!Googleマイビジネス活用講座 【Step2 予約リンク設定編】
属性
Googleマイビジネスでは、ビジネスに関する詳細な情報をユーザーに提供するため、「属性」を選択できます。
設定可能な属性の例
- 女性が経営するお店であるか
- LGBTフレンドリー
- Wi-Fiの有無
- バリアフリー設備
- 支払い方法
設定できる属性内容は業態・業種によって異なります。
設定が完了した属性は、ビジネスプロフィール上に表示されるため、ユーザーがビジネスを利用する際の判断材料となります。
ビジネスの説明
ビジネスの説明は、文字通り自社のビジネスの特徴をアピールする項目です。「所在地」「提供サービス内容」「商品の説明」「経営理念」「事業の目的」などの情報をふんだんに記載します。
ユーザーが検索する可能性がある関連キーワードを網羅することで、検索キーワードとビジネス情報のマッチ度が上がり、検索上位に表示されやすくなります。
中にはハッシュタグでキーワードを羅列しているだけの説明文も見かけますが、文章として意味のないコンテンツは、ユーザー満足度を下げるだけではなく、Googleからペナルティを受ける可能性もあります。
また、特別キャンペーン・特別料金・特典などを過度に強調することや、外部サイトURLリンクの掲載は不可となっています。
参照:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン(ビジネスの説明のガイドライン)
開業日
ビジネスが開業した年月を設定します。開業日を設定することで、いつから事業を営んでいるかユーザーに知らせることができます。
開業して3カ月しか経っていないビジネスと、10年以上経過しているビジネスでは、長期間営業しているビジネスの方が信頼性が認められ、検索上位に表示されやすくなります。
商品
ユーザーに提供している商品やサービスの詳細情報を登録します。各商品に写真や説明文を登録すると、ビジネスプロフィール上に一覧表示されるので、ユーザーの興味関心を惹くことが可能です。
また、オンライン予約や電話、詳細ページへのリンクなども設定できるので、ユーザーのアクションにつなげることができます。
まとめ|ビジネスプロフィールの充実は誰でもできるMEO対策!
本記事では、Googleマイビジネスをはじめて運用する際に、必ずやるべきビジネスプロフィールの登録について解説しました。
ビジネスプロフィールを充実させることで、ユーザーがGoogle検索エンジンやGoogleマップでローカル検索を行った際に、自社のビジネスが一覧画面に表示されやすくなります。
慣れないうちは多少手間がかかりますが、やり方がわかればだれでもかんたんに登録できますし、一度登録したあとでも編集は自由に行えます。
今まではインターネット上で自社のビジネス情報を発信するときは、ポータルサイトなどにお金を払って広告を出さなければなりませんでした。しかしながら、現在ではGoogleマイビジネスをはじめ、無料で使えるオンラインツールが登場しています。
予約システムRESERVA(レゼルバ)も、無料から利用できるオンラインツールのひとつ。RESERVAとGoogleマイビジネスを連携させることで、集客~予約・決済にいたるビジネスプロセスの自動化を実現します。
RESERVA Digitalでは、地域に根差したビジネスを展開する、個人事業主から中小企業に役立つ情報を発信していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Googleマイビジネスについては以下の記事も併せてご覧ください。
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参考:Googleマイビジネスヘルプ